風邪を引いているときは鍼灸治療を受けてもいいのですか?

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実はこんな時は、鍼灸治療を受けないで下さい。
では、なぜ鍼灸治療を受けてはいけないのか?
その理由を鍼灸師である私が説明いたします。
なぜ風邪のときは鍼灸治療を受けてはいけないの?

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風邪という状態は、体内に風邪のウイルスが侵入しています。
そして体中で、免疫細胞がウイルスを頑張ってやっつけてくれているときです。
鍼灸治療も、実は体内に鍼を挿すことにより、免疫細胞が集まってきます。
その反応で、血流が改善されます。
同時に、発痛物質を流して、「痛みを軽減する効果がある」というものなんですね。
またお灸の場合も同じで、お灸をすると、「 軽いやけど」つまり炎症をおこす状態になります。
この状態がおきると、免疫細胞が集まってきて、炎症を修復する過程で、血流を改善させるので、発痛物質を流したりしてくれるのです。
じゃあ風邪の時に鍼灸治療を受けるとどうなるのか?

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ご説明したとおりに、鍼灸治療では免疫細胞を利用するところがあります。
ですが、風邪を引いているときは、免疫細胞が総動員で働いている状態です。
そんなときに、新しい仕事を増やせば免疫細胞も追いつけず、へたをすれば風邪のウイルスをやっつけている免疫細胞まで借りだしてしまい、結局は風邪の治そうとしているところに、邪魔をすることになります。
よって、風邪がひどくなったり、熱が上がったりします。
ちょっと待って!風邪を鍼灸治療で治してくれる先生もいるよ!

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風邪の状態というのは、東洋医学では肺虚と、判断します。
そして当然、肺虚の治療法もあるのです。
ただ、鍼灸治療も流派によっていろいろな治療法があります。
なので、この東洋医学にそった治療法を勉強している先生でないと、肺虚の治療をしてくれない可能性があります。
まあ、「 かぜを引いたから鍼灸で直して欲しい! 」なんて人はほとんどいませんけどね(^_^;)
また鍼灸院でも「 つらい肩こり・腰痛治します! 」という
看板は見かけたことがあっても、「 あなたの風邪を治します! 」なんて看板見たことありませんからね。
それから誤解のないように申し上げておきますと、東洋医学での肺虚の治療というのは、風邪を治すための鍼灸治療ではなくて、免疫力を高めて、かぜを治しやすくするというものですので、誤解のないようにしてくださいね。
現在では、「 かぜを引いたから鍼灸で治して! 」って言っても
「 安静にしておきましょう! 」と答える、鍼灸師のほうが多いとは思いますけどね(^_^)
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