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動画で解説
このページの内容を簡単に動画でまとめています。
カゼには葛根湯 って言うけど、本当に効果あるの?
「カゼには葛根湯!」ってよく言いますよね。
葛根湯とは、カゼに効果のある漢方薬として代表的なものですが、本当に効果があるのでしょうか!?
みなさん、気になるところですよね、、、(;・∀・)
ぶっちゃけ鍼灸師
漢方薬がカゼに効果がある理由
ではなぜ、効果があるのかといいますと、漢方薬の効果は、体を温めてウイルスをやっつける効果を高めるからです!
もちろん、ウイルスをやっつけるとカゼが治りますし、それだけでなく普段よりも早く治ったりするのです!
カゼには薬と漢方薬とどっちが効くの?
じゃあ、「カゼを引いた時は、薬と漢方薬、いったいどちらを飲めばいいの?」って思いますよね。
これは目的によって、考える必要があります。^_^
薬をおすすめする場合
カゼの諸症状を抑えるには、西洋医学の薬が効果的です。
カゼの諸症状とは、くしゃみ・鼻水・せき・熱などです。
漢方薬をおすすめする場合
漢方薬は、カゼの諸症状を直接抑えるわけではありません。
前述のとおり、あくまでも体を強くしてウイルスをやっつける作用です。
体内からカゼのウイルスをやっつけるので、カゼを早く治す(体内からウイルスをなくす)のは、結果的に漢方薬のほうが早いといえるでしょう。
漢方薬の場合、平均解熱時間が29時間とされており、薬を飲んだ時の場合と、大差がなかったようです。
薬の注意点!
確かに、西洋医学の薬では、熱を下げる効果があります。
がしかし、熱を下げても、体内にウイルスは残ったままです。
体内にウイルスがいるのに、やっつけるための体温が低い、、、という矛盾した状態では、なかなかウイルスをやっつけることができません。
葛根湯は、カゼの引き始めじゃないと効果ないの?
はい、効果が落ちます。
なぜなら、漢方薬では体の状態に合わせて、漢方薬を使い分けます。
カゼの状態を大きく3つにわけると、
それぞれの状態によっての飲み分けはこちらの画像を参考に↓↓↓↓↓
※症状によっても、飲み分けます。
カゼのひきはじめに効く葛根湯ってどんなの?
葛根湯の成分
- 葛根(カッコン)
- 麻黄(マオウ)
- 桂皮(ケイヒ)
- 芍薬(シャクヤク)
- 甘草(カンゾウ)
- 大棗(タイソウ)
- 生姜(ショウキョウ)
葛根湯のカゼの効果
また、熱が下がります。
ウイルスの増殖を抑える効果があり、早期治癒に効果を発揮します。
葛根湯に含まれる、生薬の「葛根」には、体を温めたり、筋肉を緩める効果があるのです。
葛根湯で気をつけることは?
エフェドリンという覚せい剤(コーヒーのようなもの)が含まれているので、長期的な服用はおすすめしません。
他の薬や漢方薬と飲み合わせても、問題がないのですが、甘草が多く含まれる漢方薬と飲みあわせると、カリウムを排出しすぎてしまうので注意が必要です。
漢方薬で、カゼの予防はできる?
漢方薬でカゼの予防はできます!
ただし100%ではありません。
イメージとしては、体を温めたりしてくれるので、免疫力が上がっている状態です。
しかし、長期的な服用は副作用が出る場合がありますので、
医師・薬剤師に相談するか、もしくは、1週間程度なら問題ないので、入試や大事な仕事など「ここぞ!」というときに予防として漢方薬を飲んでおいてもいいでしょう。
睡眠をしっかりとるなど、免疫力が上がるようなことをすれば、カゼの予防にはなりますよ!(´∀`)b
葛根湯はどこに売っている?
薬局に行くと、売っています。
通販だと、第2医薬品に指定されている、ツムラの葛根湯が通販できます。
↓↓↓↓↓↓↓↓
このページのまとめ
- カゼに漢方薬は効果がある(ウイルスをやっつけるのを早める)
- カゼの時に、薬・漢方薬どちらを飲むかにはメリット・デメリットがそれぞれある
- 漢方薬でカゼの予防ができる