めまい「中国鍼」鍼治療法

めまい 鍼治療

ぶっちゃけ鍼灸師

この動画ではめまいの「中国鍼」(局所治療)の方法をご紹介します。
目的は、頸周り・耳周りの血流改善によってめまいを治療します。

動画で解説

このページの内容を簡単に動画でまとめています。


以下、画像による解説です。

鍼でめまいが治るケース

鍼でめまいが治るのは、頸が原因のめまい頸源性眩暈けいげんせいめまい)のみです。
ただ、病院では「血流や首コリが原因によってめまいが出る」という概念がないので
病院にていろいろな診断名が出ていてもやってみる価値はあります。

ちなみに頸が原因の場合、中国鍼を行えば3~6回ほどの治療で治ります。
治らなければ、頸が原因ではないとして患者に伝えるほうがよいです。

翳風

翳風 中国鍼
寸六3番を使用
骨に当たるか、もしくは弾力のある組織で止めます。
翳風 の範囲に3本から5本刺入します。
耳の中に得気があれば効果が高いです

完骨

完骨
完骨から3cm~4cmほど(ベッドに対して)直刺します
耳の中に得気があれば効果が高いです

顎関節

聴会・聴宮・下関
聴宮・聴会・下関から
骨に当てる(もしくは硬い組織)まで刺入します。

側頭筋

側頭筋
2寸5分を使用し側頭筋に3本ほど刺入

頸周り

頸 中国鍼1
上天柱~胸椎7番までの夾脊穴に骨に当たるまで刺入
頸もラインにわけて複数本刺入(基本は骨に当たるまで)
頸 中国鍼2

肩周り

棘上筋・棘下筋・肩甲下筋など肩周りも
硬ければ刺入
その他、上肢帯にて硬いところがあれば刺入します。

以上となります。
中国鍼での治療が初めての場合は、
必ず熟練者の元で指導を受けてからにしてください。