足底腱膜炎(足裏の痛み・踵骨棘)の鍼治療法

足底腱膜炎・踵骨棘 鍼治療法

ぶっちゃけ鍼灸師

このページでは、足裏の痛み(足底腱膜炎・踵骨棘)に効果的な鍼治療法をご紹介します。

動画で解説

このページの内容を簡単に動画でまとめています。


以下、画像による解説です。

足底の鍼治療法

足底は足裏から直刺はしません。
理由は痛すぎるのと、効果が弱いからです。
足裏の鍼
なので足底へのアプローチとして
親指側の側面から複数本 透刺します
4~5cm刺入します
足底の鍼刺入
中足骨の下縁から中足骨を擦るように刺入していきます。
足底の透刺
得気があればそこでとめて、得気がなければ
刺鍼転向をして入れ直します。

鍼の太さ

鍼の太さは3番だと直進性を保てずに刺しにくいです
5番~8番を使用します。
横からでも痛いので患者の様子をうかがいながら
ゆっくり刺入します

ちなみに、足底の小指側のみ痛む場合は
小指側から透刺する場合もありますが
入れにくいので基本は親指側から刺入します。
足底 外側側の刺鍼

足裏の透刺の効果

足裏を透刺すると足底腱膜炎だけでなく
大腰筋・下腿に刺しても治らない「冷え性」
「足底アーチの改善」「踵骨の骨棘」などに効果があります

踵骨棘への効果

踵骨棘は「自然には治らない」とされていますが
原因は、足底の筋緊張により起始部が引っ張られて骨棘ができます
踵骨棘の原因
その原因である筋緊張を緩めることにより
踵骨棘が消える場合もあります