ぶっちゃけ鍼灸師
この動画では耳鳴り・難聴・耳管開放症・聴覚過敏の「中国鍼」(局所治療)の方法をご紹介します
動画で解説
このページの内容を簡単に動画でまとめています。
目安の治療回数
【聴覚過敏>耳鳴り>耳管開放症>難聴】の順番に治りやすいです。
聴覚過敏・耳鳴りは3回ほどで効果がありますが
耳管開放症・難聴は10回ほど続けないと効果がわかりません・
目的は 「頸周り・耳周り」の血流改善によって耳疾患を治療します
鍼で難聴が治らないケース
耳疾患のうち、鍼で難聴は治りにくいです。
聴力がまったく無いケースでは難しく、
聴力が残っていれば回復する場合もあります。
ただし10回鍼を行ってもまったく効果がなければ
続けてもダメなので患者に伝えるほうがよいです。
翳風
寸六3番を使用
骨に当たるか もしくは弾力のある組織で止めます
翳風の範囲に3本から5本刺入します
耳の中に得気があれば効果が高いです
完骨
完骨から3cm~4cmほど(ベッドに対して)直刺します
耳の中に得気があれば効果が高いです
顎関節
聴宮・聴会・下関から
骨に当てる(もしくは硬い組織)まで刺入します
側頭筋
2寸5分を使用し側頭筋に3本ほど刺入
頸周り
上天柱~胸椎7番までの夾脊穴に骨に当たるまで刺入
頸もラインにわけて複数本刺入(基本は骨に当たるまで)
肩周り
棘上筋・棘下筋・肩甲下筋など肩周りも
硬ければ刺入
その他 上肢帯にて硬いところがあれば刺入します
注意
中国鍼での治療が初めての場合は必ず熟練者の元で指導を受けてからにしてください