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整骨院に行ったら、いきなりサイン!?
「整骨院に行ったら、いきなりサインを求められたんだけど、、、」
こんな経験ありませんか?
- 月が変わるごとに、サインを求められる、、、
- 親の名前のサインを求められる、、、
などなど、このサインの疑問は深まるばかりです!
|゚д゚) 怪しい!
事実、保険請求をしている整骨院に行くと、空白の用紙にサインを求めてくるところがほとんどです。
では、一体このサインはなんなのか?
そんな疑問に鍼灸整骨院に8年間、勤務したことがある私が、ぶっちゃけましょう♪(∩´∀`)∩
サインしているのは保険請求の用紙です。
整骨院にて、サインを求められる用紙は、保険請求の用紙です。
つまり整骨院サイドは、その用紙を、あなたの保険者(加入している健康保険)に、送って治療費を請求するのです。
なんで空白なの?
本来は、治療内容をすべて記載してから、
「この内容で間違いありませんね?」といってサインをいただくものです。
ですが、一番最初にサインを求めるのは、「もらい忘れ」をなくすためです。
本来、この保険請求の用紙は、 月末に印刷するものです。
わざわざ、あなたの自宅へ行って、サインをもらいに行くという手間がかかります。
これを避けるために、整骨院サイドでは、「最初にサインをもらう」という間違ったやり方が当たり前になっててしまったのです。
空白の状態でサインをするのは、違法ではないの?
違法か、違法でないかでいえば、グレーゾーンという表現が正しいでしょう!
あくまでも、本来は、全て記載された状態でサインをするものです。
でも、実際にサイン拒否をすると保険診療が受けられなくなるという、問題があるのです。
ぶっちゃけ鍼灸師
サインを拒否できるの?
サインは拒否できます。
ただし、拒否をしてしまうと、整骨院の窓口で10割負担(保険が利かない)になってしまいます。
本来、あなたは整骨院へ10割の治療費を払い、領収書をもらう。
残りの7割の治療費を、保険者へ返してもらう
これを、整骨院の先生に委任するというものなのです。
整骨院の先生に、自分の代わりに保険者へ7割を請求してもらうから、窓口では3割負担で済むというものなのです。
わかりやすく金額で説明すると、、、
もし、サイン拒否すると10割負担を請求されます。
つまり3000円を整骨院に支払います。
整骨院で領収書をもらい、自分で保険者に出向く(もしくは郵送)して、残りの7割を保険者から返してもらう。
これだと、サインしてないけど保険が適応されたことになります。
がしかし、非常に面倒です。
つまり、900円を整骨院に支払います。
その後、整骨院サイドでは、残りの7割を、保険者に請求するのです。
その際に、あなたのサインが必要だということです。
ぶっちゃけ鍼灸師
面倒なので、空白の用紙にサインするというやり方が「当たり前」になったのです。
サインを悪用されることはないの?
サイン自体を悪用されることはないでしょう。
ただし、腰痛で整骨院に行ったのに、
保険請求の用紙には、「腰と肩の治療を行った」として、請求されているかもしれません。
たとえば、「肩もこっているので、いっしょに治療しておきますね~」みたいな感じです。
実際は、一部負担金が少し、高くなる場合もあります。
まあ、どっちがいいかは、人にもよりますが、、、
でも、過去に比べて、メチャクチャな架空請求を行っている整骨院は、ほとんどないのが現状です。
なぜなら保険請求に対して、厳しく監視する体制が整ってきているからです。
メチャクチャやっている整骨院は、
なんで親の名前を書かされるの?
保険請求の用紙には、「
被保険者というのは、簡単にいえば保険の代表者みたいなものです。
たとえば、3人家族だったとします。(父・母・小学生の子供)
母・小学生の子供が働いていないとします。
すると、父親の扶養として、いっしょに保険のグループにいれることができるのです。
ですから、小学生の子供が整骨院で治療を受けても、用紙に名前を書くのは父親の名前(被保険者の名前)ということになります。
サインを求めてくる整骨院には行かないほうがいい?
そんなことはありませんよ(;・∀・)
昔から今まで、そうやってきたのは事実ですからね~。
ただ、絶対に嫌だというなら、実費の整骨院なども増えてきています。
しかし、実費となると1時間前後で4千円~6千円くらいが相場です。
言ってしまえば、整骨院ではサインをするのが普通なので、そこを疑ってかかるよりも、
整骨院の先生の、人格とか、治療効果で整骨院を選べばいいと思いますよ~。
ぜひ参考にしてくださいね。
(^_^)/~
このページのまとめ
- 整骨院でサインする空白の用紙は、保険請求に必要なもの
- 空白なのは、保険請求の制度上仕方ない(当たり前が一般的)
- 空白の用紙にサインをしたところで、悪用されるはない