もくじ(クリックで飛びます)
按腹法における反応点の見つけ方
1,シワを探す
- 座った状態で自分のお腹を見る(シワが見つからない場合は、前かがみになる)
- 寝て、横向きになって横腹をみる
- 仰向けになり、膝を立てて下腹部を見る
- 鏡で後方をみる
按腹法のルール
補の刺激をする場合は、
息を吐きながら手のひらや指を押し込んでいく
寫の刺激をする場合は、
押し込んだ手のひらや指をそのままの位置で止め、息を吸い込む
異様な痛みやグリグリを見つけたら、そのグリグリをほぐすように丁寧に按腹する。
シワに対してのアプローチ方法
- シワをなぞる
- 反応点と思った場所は、そこを中心にシワのラインにそって、人差し指、中指、薬指の3本をゆっくりと押し込んでいく
- 肋骨弓の場合は、内側に差し込む
- 次は、シワのラインを指でつまむ
- シワのラインを手のひらでさする
※反応点にグリグリとした硬い部分があっても、解きほぐそうと焦ってむやみにおしてもいけない。
「按腹法」の基本手技
ポイント
準備:手のひらで2~3回なでてヘソの上をたたく
- 胸中央から脇へなでおろすように肋骨上をさする
- 息を吐きながら脇腹をゆっくり挟み込み息を吸うこれを3呼吸行う
- 指を押しこむ時に息を吐く、そのまま指を固定して息を吸う
これを3呼吸行う、胸中央から脇へずらしながら行う - 鼠径部はイスに座るか、立った状態で、左右をそれぞれ腰から恥骨にかけて10回ほどさする
- 息を吐きながら中心へ押し込む、お腹を押したままの状態で息を鼻から吸い込むこれを3呼吸行う
- 親指を腰側へまわし、いきをゆっくり吐きながら指を押し込んで3呼吸ほど行う
- こぶしを作って、おしりをさする
- 背中はタオルでこする
- 丹田を円を描くように軽くさすった後、軽く抑えながら3呼吸する
見つけた反応点とシワを中心に按腹
- 3指で、シワにそってあてる
- そしてグット押し込んで3呼吸ほどそのままにする。
- それから力を緩めて隣に指1本分ほどずらし、また3指をグッと押し込み3呼吸ほどそのままにして力を緩める。
- これを繰り返す。
東洋医学でみた、タイプ別の按腹法のやり方
肝・胆タイプの按腹法
ポイント
パーキンソン病、メニエール症候群、リウマチ、アトピー性皮膚炎、肝炎、胆石、胆嚢炎、黄疸、眼科疾患、神経性胃炎、消化不良、乳腺炎、生理異常、うつ病、自立神経失調症、更年期障害、不眠、睾丸炎、鼠径ヘルニア、耳鳴り、めまい、痴呆症、便秘、腰痛など
- 横腹を後ろから前からにかけてさする
- 季肋部周囲のシワを円を描くようにさする
- 横腹を手で挟むようにゆっくりもむ
- 臀部を円を描くようにさする
- 鼠径部を上下にさする
心・小腸タイプの按腹法
ポイント
心臓病、脳血管疾患、ノイローゼ、心臓神経症、うつ病、不眠症、精神病、腎性尿毒症、血尿、鼠径ヘルニア、脳膜炎、口内炎、下痢など
- みぞおち付近のシワを指先で円を描くようにさする
- 肋骨の裏に3本の指をいれるようにし、押さえながら呼吸をする。これをずらしながら行う
- 両方の手のひらで、横腹からおへそにむかって挟みこむようにさする。止めたまま呼吸をする
- ※心に問題がある人は、お腹の小腸ゾーンに反応点が表れやすい
碑・胃タイプの按腹法
ポイント
胃十二指腸潰瘍、胃酸過多、慢性急性胃腸炎、慢性肝炎、慢性腎炎、過敏性大腸炎、胃下垂、脱肛、子宮下垂、血便、血尿、出血性紫斑病、不正出血、肝硬変、急性胆のう炎、胆石、便秘、下痢、歯肉炎の腫れ、口内炎など
- 肋骨弓上のシワを、円を描くようにさする
- 肋骨の裏側に3本の指を押しこむようにして、とめて呼吸をする。これを肋骨にそって行う。
- 胃のあたりのシワに、両手の手根をつかって、横腹から挟みこむようにしてさする。挟んだまま呼吸法を行う
- 最後に上から下までなでるようにさする。
肺・大腸タイプの按腹法
ポイント
気管支炎、風邪、喘息、肺気腫、急性肺炎、肋膜炎、肺結核、気管支拡張症、声のかすれ、血痰、腸炎、腸閉塞、腹膜炎、下痢、便秘など
- 肋骨弓上のシワを手のひらで円を描くようにさする
- 肋骨の裏側に手を入れるようにして、呼吸をする。これを肋骨にそって行う
- おへのの周囲を、横腹から手根で挟むようにもむ。そのまま呼吸法を行う
- ※肺の機能が働かない人は、大腸の機能もうまくはたらかないので便秘や下痢が多い。
腎・膀胱タイプの按腹法
ポイント
慢性腎炎、糖尿病、夜尿症、気管支喘息、老化、発育不全、インポテンツ、不妊症、ネフローゼ症候群、副腎皮質機能低下、甲状腺機能低下および亢進、不眠症、高血圧、膀胱炎、結石、尿道炎、前立腺炎
- 丹田のあたりを、両手の指4本をつかって、下から上に持ち上げるようにV字にさすります。
- 次に、恥骨の上からへそのすぐ下まで、丁寧にさすりながらもちあげていきます。
- 両手で臓腑図の腎のゾーン(へそから両斜め下あたり)をわしづかみにして呼吸を3回行う。
- 最後に丹田の位置に、両手を重ねて、「の」の字に円を描くようにさする。丹田を軽くおさえて3回呼吸する。
※呼吸は鼻から吸い込んでゆっくり口から吐くこと。
注意
腸もみは、強くゴリゴリ押すのではなくて、あくまでも腸を動かすことを意識
整腸マッサージは、腸の運動
なので、マッサージの後は、必ずコップ1杯の水を飲むそれにより、腸内の排泄物をいち早く外へ出すことへ繋がる。
毎日が大切。
専門家は1回40分行う。
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