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動画で解説
このページの内容を簡単に動画でまとめています。
ぶっちゃけ鍼灸師
深鍼は背中でも(人によっては)3cm以上刺入します。
というより、骨に当たるまで刺入します。
学校では背中の深い刺入を教わらないので驚くかもしれません
この動画を最後まで見ると、安全な理由がわかるようになります。
というより、骨に当たるまで刺入します。
学校では背中の深い刺入を教わらないので驚くかもしれません
この動画を最後まで見ると、安全な理由がわかるようになります。
1:骨の上に臓器はない
うつ伏せの状態において、人間の脊柱より上に臓器はありません。
ということは、骨に当てていれば、臓器に刺さることは絶対にありません。
だから、背中の深鍼でも安全といえるのです。
2:どうやって骨で止めるの?
人間には脊柱がありますので、脊柱に対して角度をつければ椎弓・横突起に鍼が当たって骨が止まります。
骨に当たった場合はコツンという感触があるのですぐにわかります。
3:椎弓の間をすり抜けたらどうするの?
角度が甘かったり、鍼尖の方向が変わったりして、中には椎体の間をすり抜けて下に向かう場合もあります。
その場合は、別の止まっている鍼を目安に引き戻します。
また、正しい角度をつけていれば椎体で必ずとまります。
深鍼をする場合、脊柱より下に行くことはないので安全といえるのです。
4:奇形があったらどうするの
万が一脊柱付近に奇形があったら、骨で止める意識をしていても下に向かう可能性は0ではないでしょう。
ですが、その場合でも先程と同じ様に「おかしい」と感じたら安全深度に引き戻すだけで問題ありません。
5:脊髄は傷つけないの?
熟練者は、椎弓でとめられますが、角度をつけすぎると脊髄の方に向かいます。
脊髄自体は硬膜に覆われているので、よほど撚鍼しないかぎり刺さりませんが硬膜に達すると、ビリっとした衝撃が足にまで走ります。
その場合は、鍼を引き戻しましょう。
刺入速度を速すぎないように注意するので脊髄を傷つけることはまずありません。
補足ですが神経根にあたってもビリっときます。
6:「膏肓」などの2行線はどうするの
深鍼の場合、背中は基本的には1行線より内側にしか打ちません。
ただ、1行線だけで主訴が取れない場合は別の対策をたてていきます。
※2行線の治療は次回の記事で紹介します。
ぶっちゃけ鍼灸師
深鍼で背中を治療する場合の概要を紹介しました。
深鍼でも安全な方法が確立されているので危険がないことを理解していただけたと思います。
深鍼でも安全な方法が確立されているので危険がないことを理解していただけたと思います。
注意
ただし、この動画は概要しか紹介していませんので、深鍼を初めて行う場合、必ず現場にて熟練者から指導を受けてからにしてください。