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動画で解説
このページの内容を簡単に動画でまとめています。
ぶっちゃけ鍼灸師
背中の痛みや 「凝りやすい膏肓」などの2行線を治療する場合
背中は筋肉が薄く 直刺すると肺を傷つける恐れがあるので危険です
ではどのように治療するのか紹介します
背中は筋肉が薄く 直刺すると肺を傷つける恐れがあるので危険です
ではどのように治療するのか紹介します
1:棘筋のみで治療する
たとえ脊柱から離れた2行線辺りに痛みが出ていても 中心部である棘筋を緩めます
理由は 背部の神経は 該当する高さの神経根から伸びています
そのため 背部外側の筋肉が原因となっているよりも
棘筋が硬くなり神経根を締め付け
「背中のコリ感」や「神経痛」を起こしているケースが多いのです
この場合 1行線のみの治療でもたいてい痛みがとれてきます
(ただし 椎弓に当たるまでしっかりと深鍼しないと改善しません)
また 棘筋のみで患者が満足しそうにない場合は
見せ鍼として 主訴付近に浅めに刺したりもします
2:2行線から椎弓でとめる
棘筋の治療を数回おこなっても 効果が悪い場合は 2行線から深鍼する方法もあります
前回 夾脊穴の深鍼は椎弓で止めると紹介しました
2行線でも角度をつけて椎弓で止める方法があります
ただ 太い中国鍼(8番など)でないと 直進性を保てずに
肺の方向に向かって危険なので 注意してください
3:お灸・その他の鍼で対応
最初からお灸で対応したり 「皮内鍼・梅花鍼・ 鍉鍼・吸い玉」などを使用したり
あマ指師ならばマッサージもよいでしょう
ただし 最初に述べましたが背中の痛みは 根本は棘筋にある場合が多いので
棘筋の治療は外さないほうが無難です
なぜなら2行線の刺激だけでマシになったとしても
根本(1行線)が緩んでなかったらすぐに戻るケースが多いからです
ぶっちゃけ鍼灸師
以上が 深鍼・中国鍼において2行線の治療をする際の考え方でした