なぜ、ツボで内蔵の病気が治るのか?

鍼灸治療

動画で解説

このページの内容を簡単に動画でまとめています。


以下、画像による解説です。

ぶっちゃけ鍼灸師

東洋医学のツボ(経穴)を刺激すると、内蔵の病気が治るケースがあります。
それはいったいなぜでしょうか?
その理由をわかりやすく、説明します。

内蔵を調節する神経

自律神経

ぶっちゃけ鍼灸師

私達の内蔵は、自動で動いています。
心臓・胃・大腸など、勝手に動いてくれますよね。
それら、内蔵を調節しているのが自律神経です。

自律神経の特徴

自律神経解説
自律神経のうち、交感神経は前と後ろに枝わかれします。

前枝は内蔵とつながり、後肢は背中の筋肉とつながります。
(さらに、背骨の高さによって、支配する内蔵が振り分けられています。)

前と後ろでつながっていますので、内蔵の不調が背中の凝り・痛みとして表れたり、
逆に、背中の凝りが原因で内蔵の不調を引き起こす場合もあるのです。

ツボが内蔵に効く理由

背中のツボと自律神経
先程、背骨の高さによって内蔵が振り分けられていると言いましたが、
その反応点がツボになっているのです。

このツボに、刺激(指圧・鍼・お灸など)をすれば、筋肉が柔らかくなり、
後肢の興奮を鎮め→ついで前枝の興奮を鎮めるために、内蔵の調子がよくなります。
このように、ツボが内蔵に効果があるという理由になるのです。

手足にもツボがある

手足のツボと自律神経
背中だけでなく、手足にもツボがあります。
手のツボを刺激すると、神経の根本である首の筋肉に刺激を与え、
首の高さの自律神経を改善させます。

足のツボを刺激すると、根本である腰(大腰筋)に刺激を与え、
大腰筋を通る自律神経を改善させます。
このように、手足のツボも内蔵に効果的なケースがあるのです。