腰部脊柱管狭窄症の本当の原因

動画で解説

このページの内容を簡単に動画でまとめています。


以下、画像による解説です。

ぶっちゃけ鍼灸師

この動画では腰部脊柱管狭窄症の本当の原因について紹介します。
なお「椎間板の圧迫」による狭窄症に限定して話をすすめていきます。

脊柱管狭窄症の原因

一般的に脊柱管狭窄症の原因は、老化により椎間板が膨らみ神経を圧迫している(脊柱管を狭窄している)と言われています。
がしかし、本当の原因は違います。

腰部脊柱管狭窄症の本当の原因

本当の原因は、大腰筋が硬くなるために起こります。
大腰筋
大腰筋は腰椎から足の付け根につく筋肉です。
筋肉は疲労がたまると硬くなり縮んでしまいます。
そのため、大腰筋が縮むと腰椎が継続的に下に引っ張られるようになります。
腰椎が引っ張られる
すると、腰椎の間にある椎間板が押し付けられます。
椎間板は軟部組織なので、継続的に腰椎に圧が加わると、徐々に椎間板が変性を起こすのです。
椎間板が飛び出る
膨らんだ椎間板が、神経を圧迫すれば痛みが起こります。
年をとると筋肉が硬くなりやすい点が「大腰筋」と大きく関係するのが納得できます。

病院では言わない

ただ、西洋医学では「筋肉が原因」という概念が乏しいので
画像だけをみて、神経が圧迫されている(脊柱管が狭窄されている)状態をみて脊柱菅狭窄症という診断になります。

若いのに「老化?!」

また30代でも腰椎脊柱管狭窄症になる人がいます。
「老化が原因だと言われているのになぜ?」と疑問に思いますが、大腰筋が硬くなりすぎているのが原因だと考えれば自然です。

大腰筋の治療方法

大腰筋は皮膚から深さ約5cm~10cm(体の大きさによる)にあるため、マッサージでは届きません。
大腰筋 断面図
大腰筋に、直接鍼をすれば徐々に柔らかくなっていきます。

次回は腰部脊柱菅狭窄症の手術について、深掘りした内容をご紹介します。