動画で解説
このページの内容を簡単に動画でまとめています。
坐骨神経痛の判別
坐骨神経痛の場合 まず患者に「夜間痛」の有無を確認してください
夜間痛があれば大腰筋が硬くなったために坐骨神経痛が起こっていることがほとんどです
夜間痛が起こる理由は別ページにて解説しています
夜間痛がなければ「腰椎椎間板ヘルニア」「脊柱菅狭窄症」が主な原因となります
また大腰筋が硬いと「前かがみ姿勢」になっていますが
「腰椎椎間板ヘルニア」だと「前屈」はつらくなります
坐骨神経痛の鍼治療
夜間痛がある坐骨神経痛の場合は 大腰筋刺鍼が主な治療になります
坐骨神経痛の人に大腰筋刺鍼をすると坐骨神経痛の痛みが足に再現されます
これは 大腰筋が原因であることを裏付けています
鍼を続ければ大腰筋が柔らかくなってくるので鍼治療を続けましょう
その他ポイント
梨状筋の圧痛があれば梨状筋に鍼をします
ふくらはぎに圧痛があれば深部の後脛骨筋に鍼をします
その他圧痛があれば「腰~足」にかけて鍼をします
だいたい10回もすれば坐骨神経痛は改善します
夜間痛がある坐骨神経痛のほうが治りやすいです
腰椎椎間板ヘルニアの鍼治療は次回ご紹介します
注意
(鍼灸師が)初めて大腰筋刺鍼をする場合 必ず熟練者から指導を受けてからにしてください(患者が)大腰筋刺鍼を希望する場合 特殊な鍼治療なので事前に鍼灸院に問い合わせてください