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動画で解説
このページの内容を簡単に動画でまとめています。
インフルエンザの予防接種は、どれくらもつの?
毎年、インフルエンザが流行する時期になると、病院でインフルエンザの予防接種が始まりますよね。
1年?
2年?
いえいえ、実は、4ヶ月ほどしかもたないのです!
どうして4ヶ月しかもたないの?
実は、インフルエンザで行われるワクチンの種類に秘密があったのです!!
一般的にワクチンは、体内で
そして、ワクチンの種類には大きく2つに分かれます。
生ワクチンと
生ワクチンは長持ちする!
生ワクチンは、病原体を弱らせて作るものです。
この生ワクチンを注射すると体内でウイルスや菌が繁殖して、病気にかかったのと同じような状態になり、抗体がしっかりと作られます。
つまり生ワクチンのほうが長持ちする抗体が作られます。
不活化ワクチンは4ヵ月だけ!
ところが、インフルエンザの予防接種は不活化ワクチンです。
不活化ワクチンは、病原体が死んでいる状態で注射します。
なので、体内で増殖することはなく、ごくわずかな免疫しか出来ません。
そして、インフルエンザの予防接種では、この短い不活化ワクチンが使用されております。
それを証拠に、インフルエンザ予防接種って、毎年打たないとダメですよね。
意外な事実!インフルエンザのワクチンは効かない!?
インフルエンザウイルスは、変異がとても早くワクチンを作るのは不可能と言われています。
体内に、インフルエンザが入ってそれに合わせてワクチンを作ったとしても、もう体内で変化をしているのです。
ですから、インフルエンザではワクチンが効かない(実質は、対応できない)ということになります。
じゃあ、なぜ毎年みんなインフルエンザの予防接種をするのか?
ここでも、ワクチンが効かないというカラクリがもう一つあります。
あなたがたとえ、インフルエンザの予防接種を受けたとしても、数千種類もある、インフルエンザウイルスの中から、ピッタリ合わないとワクチンは効きません。
「じゃあ、予防接種を受ける意味がないじゃないか!」と言われそうですが、そうでもありません。
ぶっちゃけ鍼灸師
また、インフルエンザの型が合わないと、そもそも効果はありません。
インフルエンザ予防接種が重症化を防ぐのはウソ!?
たとえ、ウイルスの型があっていなくても、みなさんの中にも、インフルエンザの予防接種が
たとえば、予防接種をしていた(インフルエンザA型)けど、予想と違ったインフルエンザ(インフルエンザB型)が流行った。
そしたら、インフルエンザをした人は、してないひとよりも、軽い症状で済むのではないか?ということですが、現時点ではハッキリとした根拠がないのが実際のようです。
インフルエンザ予防接種は毎年打たないとダメ?
もし、去年にインフルエンザの予防接種を打ったら、今年は打たなくていい、、、
なんて思っていませんか?
そう思っても仕方ありませんよね?
だって予防接種の中には、一度注射したら、数十年効果があると言われているものがあります。
(インフルエンザ以外の予防接種)
ですが、インフルエンザに関しては、毎年打ったほうがいいでしょう。
(効果があるないは別にして。)
では、なぜインフルエンザは毎年打たないといけないのかと言いますと、インフルエンザウイルスの種類は、数千種類にも及ぶからです。
しかも、毎年、少しずつ形を変えたりしてくるので、予防をしたいのならやはり毎年打つ必要があります。
数千種類もあるなら予防接種を打つ必要がないのでは?
確かに、数千種類もあれば、ピッタリ型がハマるかどうかは保証はありません。
しかし、毎年、医療機関において、インフルエンザの予防接種をするワクチンは
「今年流行するであろう予想のもとに、ウイルスのワクチンを摂取します」
ですから、周りで流行した場合、やはり打っておいたほうがいいという考えもあります。
ただし、この予想は、当たることもあれば外れることもありますのであしからず。
このページのまとめ
- 病院で行われるインフルエンザの予防接種(不活化ワクチン)は、4ヵ月しか効果がない
- インフルエンザは、かかってから対処することはできない(すぐに型を変えるので)つまり、予想で予防接種をするしかない。
- インフルエンザの種類は数千種類にも及ぶ。がしかし、今年流行るであろうインフルエンザが選ばれて、病院で注射することになる
- たとえインフルエンザの予防接種をしていたとしても、型が違えば効果は感じられない。軽症で済むということはなく、純粋に個人の免疫力・環境によってかわる。