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胸郭出口症候群 を調べる方法
もし、手のしびれがある場合は、これから紹介するテスト方法を行ってみてください。
ぶっちゃけ鍼灸師
※胸郭出口症候群のテストの前に、頚椎症性神経根症 を知っておくと理解が深まります。
なので、頚椎症性神経根症の解説を先にします。
なので、頚椎症性神経根症の解説を先にします。
頚椎症性神経根症とは
ぶっちゃけ鍼灸師
首に問題があり、首~手にかけて痛み・しびれがある症状を称して「頚椎症性神経根症」といいます。
手のしびれがある場合は、この頚椎症性神経根症が原因なのか、それとも胸郭出口症候群が原因なのかを区別する必要があります。
手のしびれがある場合は、この頚椎症性神経根症が原因なのか、それとも胸郭出口症候群が原因なのかを区別する必要があります。
胸郭出口症候群と頚椎症性神経根症 の見分けかた
ポイント
こちらでは、手がしびれる場合、原因が首からなのか、胸郭出口症候群なのかを簡単に判別する方法を紹介しておきます。
胸郭出口症候群が原因の場合
ポイント
胸郭出口症候群の場合、誰かに両肩を下に押し下げてもらうと、症状が強くなります。
反対にバンザイの姿勢をとると、鎖骨と肋骨の感覚があくので、症状は一時的に改善します。
反対にバンザイの姿勢をとると、鎖骨と肋骨の感覚があくので、症状は一時的に改善します。
メモ
胸郭出口症候群の場合は、圧迫を受けるポイントは3つです。首の場合
ポイント
首に問題がある場合は、頚椎症性神経根症 と言います。
頚椎症性神経根症の場合は、首を後ろに倒すと、椎間孔 が狭くなるので、しびれが強くなります。
頚椎症性神経根症の場合は、首を後ろに倒すと、
しびれ方にも違いがあるので、見分けられます。
ポイント
胸郭出口症候群の場合は、腕から手全体のしびれが強まるのにたいして、頚椎症性神経根症の場合は、小指だけなどの限局的(しびれ方が縦割り)になります。
(なかにはわかりにくい人もいます。)
(なかにはわかりにくい人もいます。)
ぶっちゃけ鍼灸師
上記の見分け方をしてから、以下で紹介する胸郭出口症候群のテストをすると、さらに判別がつきやすいです。
それでは、おまたせしました。
胸郭出口症候群のテスト方法です。
それでは、おまたせしました。
胸郭出口症候群のテスト方法です。
胸郭出口症候群のテスト
モーリーテスト
主に斜角筋の圧迫を調べるテストです。
図のように、
このときに、痛みを感じれば陽性(+)とし、しびれが悪化すれば(++)とします。
前斜角筋の探し方としては、首を横に向けると首の前に、太い筋がクッキリとでてきます。
これは、
鎖骨を伝って、胸鎖乳突筋から1,5㎝ほど後方へ下がったところにある筋が、前斜角筋です。
ライトテスト
主に、小胸筋、烏口突起、鎖骨、肋鎖の付近に圧迫がないか調べる方法です。
やり方は、図のようにバンザイの姿勢をします。
このとき、肩関節と肘関節は90°になるようにします。
手首の親指側にある、
肩関節を後方へ引っ張ります。
このときに、撓骨動脈の拍動が減弱・消失もしくは、しびれが強まる場合に陽性とします。
エデンテスト
主に、
やり方は、撓骨動脈に触れながら
図のように腕を後ろへ引っ張っていきます。
このときに、撓骨動脈の減弱・消失もしくは、しびれが強くなるようなら陽性とします。
このページのまとめ
- 手のしびれがある場合は、まず胸郭出口症候群か、頚椎性神経根症なのかをはっきりさせる。
- 胸郭出口症候群では、さらに検査方法があるので、どこの部位に障害を受けてるのか推測しやすい
ポイント