鍼灸師でもマッサージは必要か?当たり前どころかもったいない!

マッサージ

ぶっちゃけ鍼灸師

鍼灸師でも「マッサージをする人」と「マッサージをしない人」にわかれます。
私の意見では、鍼灸師でも絶対にマッサージをしたほうが良いと思っています。
では、それについて詳しく解説します。

鍼灸師でも、マッサージはなぜ必要?

マッサージ
鍼灸師でもマッサージが必要だと思っています。
その理由は、大きく2つに分けますと↓

  • 治療効果が高まる
  • 引き出しを増やしておく

この2点が重要になります。
では、それぞれを具体的に説明します。

その1 治療効果が高まる!

治療効果が高まるというのは、筋肉をほぐして痛みを和らげたり、血流を改善させるという目的の場合、鍼だとでしか患者さんにアプローチできません。
ですが、マッサージだとどうでしょう?
で患者さんにアプローチできるのです。

例えば、治療時間が10分と限られた場合、よりおおく筋肉にアプローチできるのは、点と面のどちらかなんて、賢明なあなたならすぐに分かりますよね。

その2 治療技術の「引き出し」としてもっておくことも非常に大事です。

たとえば、鍼ができないケースがあります。

ポイント
金属アレルギー、紫斑病などの血液の病気、お酒を飲んで酔っ払っている、予防接種を受けてきた、、、などなど。

ポイント
そんなときに、「 鍼はできませんお帰り下さい。」と言うよりも、
「 今日はマッサージをしておきましょう。」と対応できる鍼灸師のほうが有利に働くケースが多いと思います。
ポイント
また患者さん自身が、あなたの口コミを聞いてせっかく訪ねてきたけれども、「鍼灸治療だけはどうしても怖くて嫌だ!」
というケースがあります。
そんな場合でも、あなたのマッサージの技術が高ければ、なんの問題もなく満足させてあげることができるのです。
(鍉鍼などを加えて)

これらのことを考えると、鍼灸師であれマッサージを利用しないというのは、非常にもったいないといえるでしょう!

病院でのできごと 「鍼よりもマッサージのほうがよく効くわ~!」

鍼灸師
現在は、病院のリハビリで鍼灸とマッサージをしておりますが、治療家は私の一人だけで、あとは物療を担当しているスタッフがいるだけです。

前任の鍼灸師から引き継いで、患者さんからよく言われることは、

ポイント
  • 「 鍼よりもマッサージのほうがよく効く!」
  • 「 先生のマッサージはよく効く!」
などなど、言っていただけます。

私は、マッサージは16年のキャリアがあります。
私の場合単に、マッサージが上手というだけでなく、マッサージを慰安ではなくて治療と考えているからでしょう。

とくに、「 マッサージなんて必要ない、、、」
と思っている鍼灸師は自ら治療家としての首を締めています。

そもそも鍼灸師はマッサージをやりたがらない

困った鍼灸師
10人の鍼灸師がいれば7.8人は 「マッサージをしたくない!」 と答えるのではないでしょうか?

ポイント
それは、「単にしんどいから、、、」と思っている方もいるでしょうし、

  • 鍼のほうがよく効く、、、
  • 鍼で治したい、、、
  • マッサージなんて効かない、、、

なんて思っている鍼灸師が大多数です。


はっきり言いますが、これらはすべて鍼灸師のエゴにしか過ぎません。

マッサージというすぐれた治療をしっかりとマスターしていれば、どれも解決できるのです。
私のように 「鍼よりも効いた!」 と言ってもらえることも、実際に多いのです。

また、疲れるということに関しても、基本姿勢ができているマッサージというのは、下手くそなマッサージに比べてぜんぜん疲れません。

患者さんに幅広く対応できるのが、すぐれた治療家です。

頭部のマッサージ
たとえば、患者さんというのはいろんな人がいます。
症状だけでなく、性格や環境などさまざまです。

そんな患者さんの背景を考えながら、ときには笑わせたり、叱ったり、話を聞いてあげたりなど対応を考えてあげる治療家は優れていると思いませんか?

それと同じで、鍼灸治療だけでなく、たくさんの治療技術を併せ持っているということもすぐれた治療家だといえるでしょう。

なぜここまで、マッサージを推奨しているのかといいますと、もっとも優れた治療方法だからです。

ポイント
マッサージが優れているという点はこちらのページでもまとめています。

マッサージは最高の治療方法

どうやって鍼灸師がマッサージを修得する?

手技
私の場合は、鍼灸整骨院に務めたときに教えこまれました。
なので、勤務先で上司に教えてもらうというのがほとんどでしょう。

また、マッサージの本もたくさん出ているのですが、一つおすすめの本があります。
私の人生と変えたといっても過言ではない本です。
値段はちょっと高いのですが、マッサージを習得したいとおもっているのなら必須の本です。


森ノ宮医療学園専門学校の卒業生がおすすめする本としてもランキングしていました。
また森ノ宮専門学校の図書館にもあるので、学生さんは一度見てみるといいでしょう。

せっかくツボの知識はあるのに、マッサージを習得しないなんてもったいないですよ!(^^)v

このページのまとめ

  • 鍼灸師でも、マッサージが必要か、必要でないかという点について私は必要であることを推奨しています。
  • 推奨する理由として、治療効果があがること、より幅広く患者さんに対応できることが主な理由です。
  • 鍼灸師がマッサージを習得する方法としては、マッサージをしている臨床にでると教えてもらえます。例えば、鍼灸整骨院・クイックマッサージなどです。またおすすめの本も紹介したのですが、本だけでのマッサージの習得は難しいです。やはりそれなりに場数を踏まないとマッサージは上達しません。

2 COMMENTS

三療師

そもそもはり師・きゅう師の免許のみではマッサージできないでしょう。あん摩マッサージ指圧師免許必要です。鍼灸のみは診療報酬の算定要員にはなりません。処置行為でのマッサージもできません。

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