漢方薬について

漢方薬

ぶっちゃけ鍼灸師

こちらでは、病院の内科に勤務する鍼灸師が「漢方」について、わかりやすく解説しています。

漢方薬について簡単にご説明

漢方薬イラスト
漢方薬が体に良いことはみなさんなんとなくご存知ですよね。
では、実際に漢方薬はどんなものか簡単に説明しますね。


ポイント
漢方薬は、西洋医学の薬とは違って、自然界に存在するものから作られています。
その中には、ショウガなど食べ物の場合もありますし、木の根っこなど、食べ物でないものも使われます。

女性医療人

ポイント
ただ、薬とは違います。
薬は化学薬品によって、体に無理やり作用を起こすことです。
漢方薬は、漢方薬の成分に含まれる働きによって、体の調子を整えるものです。
(体の機能を上げる作用がある)

漢方薬は本当に効くの?
【肩こり解消】や【その他の症状】に効果あるの?

鍼灸師
漢方薬は、薬とは違って「本当に効果があるのか?」

なんとなく、「効いてるのか効いていないのかわからない!」という人も多いと思います。

そこで漢方薬が、いろいろな病気に効くかどうかは、まず東洋医学について説明しないといけません。

東洋医学について簡単にご説明!

ポイント
東洋医学は、体の乱れを整えて自己治癒力(自分で治そうとする力)を高めるものです。
そして、そのお手伝いをするのが漢方薬と思ってください。

なので漢方薬が効果があるか無いかは、ハッキリといい切れません。
漢方薬を飲むことで、「あなたの内蔵の機能を高める」ことはできます。
がしかし、その結果「あなたの気になる症状」が、治るかどうかは飲んでみないとわかりません。

漢方薬が効かないケース

ポイント
  1. 漢方薬の内容が、症状に合っていなかった。
  2. 漢方で自己治癒力は上がっているけど、病気の原因が強力なため追いつかない

医師の出す漢方薬について

医師と患者

昔、鍼灸整骨院に勤めていた頃、患者さんがよく「あそこの先生は、漢方薬もだすよ!
というおしゃべりを聞きました。

中には、「よく勉強しててすごいね!」という意見もあれば
「医者が漢方薬なんか出して大丈夫かいな!」という意見もありました(^_^;)

そうなんです。
すべてのお医者さんとは言いませんが、なかには「〇〇の症状にはこの漢方だ!」と決め付けて漢方薬を処方する医師も存在するのです。
漢方薬は、本来は、体の症状にあわせて変わるものなのでそのやり方は間違っています。
ですが、本当に東洋医学をしっかりと勉強した医師もいらっしゃるので誤解のないように、、、

コラム「ちゃんと勉強会に行っている医師」

ポイント
私は病院の内科にも勤務しております。
そこの内科の医師は漢方薬を出しています。
医師に「漢方薬について勉強されたのですか?」と聞いてみたところ、「勉強会があったので、複数回行っている」との、お話を聞いたことがあります。
なので、ちゃんと漢方薬について勉強している医師もいます。

漢方薬に健康保険は適応されるの?

また漢方薬は本来は、健康保険は適応されません。
ですが、医師からの処方ということで、なかには健康保険適応されるケースもあります。
かかりつけの先生がいらっしゃるなら聞いてみるといいでしょう。

漢方薬に副作用はある?ない?

女性鍼灸師
これもみなさん誤解が多いようです。
「漢方薬は、副作用ないよね?」と、、、

いいえ、漢方薬は副作用があります!!

ただ、西洋の薬みたいに、飲んだら必ず副作用が出る!
というものではなくて、体に合わない場合があって、まれに副作用が出る!といった感じです。

まあ、漢方薬は天然の成分で作られているので、副作用が出たとしても、そこまで重大なものではないですし、飲むのをやめると、副作用は治まるのでご心配なく。(*^_^*)

漢方薬を飲もうと思う人はどんな人?

漢方薬に興味を持った方は、こんな方が多いかもしれません。

ポイント
  • 「漢方薬が効いたよ!」と口コミで聞いた
  • 医師から、漢方薬を処方された
  • なにをやってもよくならないから、漢方薬を試そうと思ってる

だいたいこのあたりですかね。
たしかに、漢方薬によって症状が良くなるケースもあるので、興味があるならば相談してから試してみるといいでしょう。
相談相手は「医師・薬剤師」がいいでしょう。

このページのまとめ

  • 漢方薬は薬とは違う。天然の成分(おもに植物)から配合されてできている
  • 症状を止めるのではなく、人間の機能をあげて症状を改善する働きがある
  • 漢方薬でも、副作用はある

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