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動画で解説
このページの内容を簡単に動画でまとめています。
お年寄りにストレッチをしてもいいの?
整骨院や病院のリハビリには、毎日たくさんのお年寄りが来院します。
年齢にしても70代~80代が多いですが、そんなお年寄りにストレッチをしてもいいのかどうか?
結論から申し上げますと、ストレッチをしてもなんの問題もないと思います。
しかし、注意点があるのでそちらもしっかりとご覧ください。
【お年寄りストレッチ】の注意点5つ
1:年齢によってわけて考える
まず最初に「お年寄り」と大きなくくりで、分けるのではなく、年代で分ける必要があります。
- 70代なら、ほとんど問題なくストレッチをやっても大丈夫でしょう。
- 80代なら、気をつけながら、60%ぐらいの負荷ぐらいにとどめておけば問題無いでしょう。
- 90代なら、やはり「骨粗しょう症」も考えられますので、やめておいたほうがいいでしょう。
2:ストレッチの負荷は50%~80%ぐらいにとどめておく
ストレッチといってもお年寄りにする場合は、20代のスポーツ選手のようにガンガン曲げるわけではありません。
負荷としては、50%~80%程度くらいにとどめておくぐらいでいいでしょう。それでも十分にストレッチ効果があるように思います。
3:骨粗しょう症の方にはやらない!
これは当然ですが、骨粗しょう症があるお年寄りの方にストレッチはやってはいけません。
骨折するリスクが高いのでやめておきましょう。
4:腰のストレッチはやらない
ストレッチにもたくさん種類があります。
その中でも腰骨をひねるようなストレッチはやめておきましょう。
骨粗しょう症が進んでいると、腰の骨は、日常生活でも圧迫骨折を起こす場合もあるくらいです。
注意して下さい。
5:素人はやらない!
お年寄りにストレッチをしてもいいと言ったのは知識を持った経験者がやる場合です。
まったくの素人が、ストレッチをお年寄りにするのは、絶対にやめてください。危険です。
お年寄りのストレッチは効果あるの?
お年寄りの体は、筋肉も固くなっている上に、普段は動きに制限があるため、関節を大きく動かしません。
なので、そんな「お年寄りの筋肉」にストレッチをしてあげるとかなり効果はあるかと思います。
また、ストレッチには筋肉を伸ばす効果だけでなく関節が固まる(拘縮)のを防いだり、血流を改善したりという効果もあるので、お年寄りでもストレッチの効果は十分高いと思います。
お年寄りが自分でできるストレッチはある?
70代や80代の人が、自治会の集まりなど、体操を教えてもらったようなストレッチは、年齢も考慮されての事なので、積極的にストレッチを毎日続ければいいと思います。
しかし、一般的に広まっている若者もやるようなストレッチをお年寄りがやってはいけません。
そもそも、難しくてできないのもあります。
このページのまとめ
- お年寄りでも、ストレッチは可能だが、注意点が5つある
- 骨粗鬆症がある場合は、ストレッチはやめておいたほうがいい
- 自治会など、高齢者向けに教えているストレッチ(自分でできるストレッチ)などは、年齢を考慮されているので、問題ない
- 素人が、お年寄りにストレッチすることは、加減を知らないので大変危険。あくまでも、プロ・経験者に限った話である