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動画で解説
このページの内容を簡単に動画でまとめています。
お年寄りの体はすぐにアザができる!
鍼灸師をしていると、皮膚を見る機会が多いのですが、
お年寄りの場合だと、体のあちこちに
ご本人に「これどうしたの?」と聞くと
「ちょっとぶつけたくらいで、できてしまうんです、、、」という場合が多いですね。
実はこれ、飲んでいる薬の副作用なんです!
では、いったい何の薬の副作用でしょうか。
血液をサラサラにする薬の副作用ですぐに内出血しやすい!
お年寄りのほとんどが、血流をサラサラにするお薬を常飲しています。
ワーファリンなどが、一般的ですが
それらのお薬を飲んでいると、ちょっとぶつけただけで、すぐにアザ、つまり内出血を起こしやすくなるのです。
本来、健康体ならば、内出血をしてもすぐに、血液が凝固するようにできています。
しかし、血液を固まりにくくしている薬を飲んでいると、なかなか血が固まらなくなります。
その結果アザができやすかったり、アザが大きく目立ちやすくなるのです。
とくにぶつけた記憶もない場合、、、
なにも、していなくてもお年寄りの場合だと、
毛細血管はもろくなっているので、
内出血をする場合があるようです。
「何もしていないのに、、、」、と思っていても
ちょっと圧力がかかったときに、血管が壊れることがあるようです。
これらお年寄りのアザの予防法は?
予防法はありません。
(ただし、血管を強くする方法を最後に紹介しておきます)
血管も年齢的にもろくなっているので、ある程度は仕方がありません。
また、血液をサラサラにしている薬をやめてしまうと、今度は脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まってしまうので、薬もやめられないのです。
ただ、アザの場合だと小さな毛細血管の出血なので、とくに問題はありません。
「ちょっとアザが目立つくらいかな~」程度なので、心配はいらないでしょう。
血管を強くする方法・食べ物
血管を食習慣によって、強く・丈夫に・破れないよにするには、「食べること」「減らすこと」が大事です。
タンパク質:血管を作る材料になります。
カリウム:塩分を排出する作用があります。
塩分:取りすぎると、血管に負担をかける
脂質:取りすぎると、血管に負担をかける
そうすれば、「お年寄りのすぐにできるアザ」の対策になります。
睡眠で、体の修復時間を確保する
睡眠中に、人間の壊れた細胞を修復しています。
人間は、60兆個もの細胞があると言われています。
睡眠時間をたっぷり確保して、毛細血管が修復される時間も確保したいですね。
血流アップが、毛細血管を増やすカギ
毛細血管を増やす(若返らせるよう)には、血流を良くすることも効果的です。
血流をアップさせるには、運動・水分・お風呂が効果的ですね。
運動はウォーキングでも構いませんので、体を動かすようにしましょう。
水分は、1日1ℓ~1.5ℓほどは飲むようにしましょう。
水分不足だと、そもそも血流が悪くなります。
お風呂は、全身の血流を良くする、1日の最大のチャンスです。
なので、できるだけ入浴する週間をつけましょう。