訪問鍼灸は、週に何回治療していいの?(保険適応)

訪問鍼灸は、何回行っていいの?

保険適応内で、訪問鍼灸を行うとします。
その際、週に何回治療していいのか?
結論から申し上げますと、3回が上限です。
もちろん、3回以上でも認められる場合があります。
では、もう少し詳しく解説していきます。

実は、訪問鍼灸の回数に決まりはない!

鍼灸師イラスト
実は、訪問の回数に、決まり(制限)はありません。
なので、週に7回行ってもいいのです。

ポイント
ただし、ちゃんと根拠があればの話。
例えば、「ギックリ腰になったから、なるべく早期治療が必要だと思い間隔を詰めて治療した」
このような場合だと、OKだと思います。
でも、これが1年続くのは、おかしいですよね
(^_^;)
週7回の訪問鍼灸治療を続けていたら、保険者からいつか、連絡(もしくは返戻)があると思います。

どんな時でも保険者が「認めるか認めないか」がポイントになります。
保険者が認めれば、治療費がでるし、認めなければ治療費が出ない、それだけのことです。

保険適応なので、ワガママは無理!

×サイン鍼灸師

ポイント
もし、あなたが患者さんだったなら、「毎日でも来てほしい、だって体が楽になるし、月に1000円しか払わなくていいから」と思うでしょう。
※月に1000円の支払いでいいのは、障害者医療費助成の認定を受けている人
ポイント
もし、あなたが鍼灸師だったなら、「回数を多く行く方が、治療費を稼げる。だから、何回でも行きたい!」と思うでしょう。

しかし、そんなワガママは通りません。
だって、保険を使っているのですから、基本的には保険者に従うようにしないといけないのです。

保険者によって、厳しさが違う!

パソコンをする鍼灸師
保険者とは、国民健康保険・後期高齢者医療保険・けんぽ協会・組合保険などなどです。
その中でも、国保・後期は、国が運営しているので、比較的、厳しくありません。

ポイント
しかし、組合保険は厳しいです。
私も経験がありますが、
「週に3回も必要?1回に減らしてもらえますか?」
「治療費は認めるけど、往療代(訪問代)は認めません!」
などなど、言われたことがあります。
参考ページ:保険者に訪問鍼灸が必要な理由を求められた場合
もちろん、保険治療は「保険者が絶対です!」なので、最終的には従わなければならないということを覚えておいてください。

まとめ 

患者と鍼灸師
では、まとめになります。
「訪問鍼灸は、週に何回治療していいの?」
これについてですが、週1~3回が相場です。
1~3回の間で、患者さんと相談しながら、決めてあげるといいでしょう。

決まりがないので3回以上でも、訪問することは可能ですが、場合によっては認められないケースがあることも承知しておいてください。

ポイント
私の体験談
私が、実際に訪問鍼灸を行っていた時、ほとんどが週3回でした。
一番多い人で、週に5回でした。
でも、週5回で2年ほど継続して治療しましたが、一度も保険者(後期高齢者)からは、何も言われませんでしたよ。
参考にしてくださいね。

追記:あなたのお住まいの地域によって変わるかもしれません

ちなみに、上記の内容は私が訪問鍼灸治療(保険適応)を行っていた、大阪での話です。
しかし、あなたのお住まいの地域が、北海道・沖縄・東北などなど、地方になってくると、寛解なのか厳しいのか、私にはわかりません。
たとえ、地方でなくても、東京には東京の相場みたいなものがあると思います。
なので、最新の情報を得るためにも、あなたのお住まいの鍼灸師協会などに電話をして聞いてみるといいでしょう。
「訪問の回数って、週に制限はありませんよね?他の先生は、週にどれくらい訪問鍼灸を行っていますか~?」という具合に聞いてみるといいのではないでしょうかね。

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