急なぎっくり腰になったらどうすればいい?対処法はこうしろ!

ぎっくり腰

ぶっちゃけ鍼灸師

こちらのページは、「病院の整形外科」「鍼灸整骨院」にて、10年以上の経験がある鍼灸師が解説しております。

急なぎっくり腰になったらどうすればいい?

腰に手をやる男性
ぎっくり腰、、、動けないほど辛い場合があります。

急になったらどうすればいいのか、あなたならわかりますか?
そこでぎっくり腰の経験がある私が、すべての解決策を動画付きでご紹介します。

ぎっくり腰になったら【Q&A】!

仕事・学校はどうしたらいいの?

電話のマーク
ぎっくり腰になると、動けません。
たとえ、人不足でも仕事なんて出来る状態ではありません。
無理に行っても、勉強はできません。

なるべく、休むようにしてください。
職場や学校に、動けるようになるまで休むことを連絡しておきましょう。

ぎっくり腰になったら「痛み止めの薬」は飲んだ方が良いの?

錠剤
どうしても、「痛くてつらい、、、」
「仕事に行かないといけない、、、」
という場合は、痛み止めの薬を飲むのは仕方がないことでしょう。

それ以外なら、薬を飲むことはおすすめしません
なぜなら、痛みを忘れてしまい、無理に動いてしまっては、ぎっくり腰の治りを遅くしてしまうからです。

ぎっくり腰になったら安静にしておいたほうがいいの?

痛みの程度によります。
本当に痛くて痛くて動けない場合は、安静にしているほうがいいでしょう。

しかし、温めたりツボを押したりしている内に、「少しマシになってきたぞ、少し動けるぞ」と感じるようになったのなら、少し動いて構いません。
少し、動いた方が血流が改善されるので、ぎっくり腰は、良くなる方向に向かいやすいです。
※ただし、【中腰の姿勢・重たいものを持つ】という行為は、かえって腰痛を悪化させるので注意してください!!

ぎっくり腰になったら、コルセットをつけたほうがいい?

ぎっくり腰になったら、コルセットをつけてください
※寝るときは必要ありません。

よく、「コルセットをつけていると、筋力が弱るから良くない」と言いますよね。
それは、ずーっと長い期間でつけていた場合です。

急なぎっくり腰になって、1~2週間ほどならば、コルセットをつけてあげるほうが、良いです。
腰の痛みがマシになってきたのなら、コルセットは外した方がいいでしょう。

コルセットを外してからは、筋力をつけたり、ドローインすることによって、自然のコルセット(腰回りの筋肉)を鍛える方が良いです。

ぎっくり腰のとき、お風呂はどうすればいい?

温めるという点では、お風呂はおすすめします。
痛みが、そこそこある場合は、正座をして浴槽に使ってください。
お風呂に浸かって、温めるほうが腰痛は改善します。
※あまりにも腰痛がひどい状態で、お風呂での動作が、腰痛を悪化させると判断できるなら、お風呂は無理に入らない方がいいでしょう。

ぎっくり腰のときに、電車やバスに乗ってもいい?

動ける程度なら、問題ありません。
ただ、あまり長時間でないのなら、立っておく方がいいでしょう。
座る方が楽だと感じるなら、座ってもらって構いません。
また、手すりはユラユラ揺れるので、なるべく鉄の棒につかまるほうがいいでしょう。

ぎっくり腰の時に、車を運転してもいい?

おすすめはしません。
なぜなら、車のシートは腰に負担がかかります。
運転を終えた後に、腰痛が悪化するケースが多いです。

目安としては、15分以上運転するかしないか、
もしくは、自分の腰の痛みと相談して、運転するかしないかを判断してみてください。
※バイク・自転車も同様に、あまりおすすめしません。

ぎっくり腰の時は、歩いていいの?

あまりにも痛みがひどいときは、安静がベストです。
しかし、日にちが経つにつれて、歩ける程度まで回復したのならば、少しずつ歩いてもらっても構いません。

ぎっくり腰になったら、夜、寝るときはどうしたらいいの?

  • 横向きで寝ることをおすすめします。
  • どのみち、寝返りをするので、そこまで深く考えなくても大丈夫です。
  • コルセットは寝るときは外しましょう。
  • 冷やすと痛みが増すので、クーラーで冷やさないようにしてください。
  • 腹巻をしているほうが望ましいです。
  • 朝起きたときは、ほぼ痛いので、ゆっくり起き上がるようにしてください。

ぎっくり腰の時の「せき・くしゃみ」はどうすればいい?

ぎっくり腰の時に、せき・くしゃみをすると、腰にひびいてとても痛いです。
痛みを軽減させる方法としては、せき・くしゃみが出そうになったら、などにつかまります。
そして、なるべく最小限に、せき・くしゃみをすると、腰への痛みも少なくできます。
※くしゃみの場合は、鼻をつまんで左右にグリグリすると止まりやすいです。

ぎっくり腰を放っておくとどうなる?

経過とともに、治まってくるものですが、人によっては、1か月~2ヶ月も痛みが続く場合があります。
できれば、病院・治療院に行くことをおすすめします。

ぎっくり腰での痛くない【動き方】

ぶっちゃけ鍼灸師

ぎっくり腰になったら、痛くて動けません
しかし、動かないとトイレも行けません。
そこで、ぎっくり腰の痛みを最小限にとどめる動き方を紹介しておきます。

動くときは、ドローインをの状態で動く

ポイント
ドローインとは、お腹の前と横の筋肉腹筋ふっきん腹横筋ふくおうきん)に力を入れることです。
ドローインによって、コルセットしているのと、同じ効果が得られます。

ポイント

ドローインの方法

息をゆっくり吐いていきます。
すべて、吐ききったら、お腹の横にしっかり力が入るようにしてください。
正しくドローインができたら、お腹周りの筋肉がカチカチになります。
動く時は、その状態をなるべくキープします。

ぎっくり腰になった時の起き上がり方

ポイント
※ぎっくり腰になったら、基本は横になっておく

ぎっくり腰になった時の横になり方

ぎっくり腰になった時の歩き方

寝ているときは、横向きがベスト

  • 寝ているときは横向きで過ごすようにしてください。(ヒザの間にクッションを挟むと楽です。)
  • うつ伏せは、腰痛を悪化させる恐れがあります。
  • 仰向けの場合は、ヒザの下にクッションをいれると腰痛を軽減します。

ぎっくり腰になったら、最初にする対処法は?

ホッカイロ

1,温める

ひと昔前は、ぎっくり腰になったら、冷やすのが定番でした。
しかし、最新の症例報告によると、温めた方が、ぎっくり腰の改善する効果が高いです。

ポイント

温め方

  • 患部を低温で、30分以上
  • 1日、数回温めるとよい
  • タオルに水をつけて、固くしぼったものを1分ほどレンジでチンする(火傷注意)
  • もしくは、ホッカイロを使ってもよい(低温火傷注意)

2,ぎっくり腰のツボ


次に、ギックリ腰のツボを指圧してみてください。
気休め程度に、痛みが軽減するかもしれません。

3、ぎっくり腰を改善する体操2つ


4,足のマッサージ!


そして、ふくらはぎをしっかりと揉んで下さい。
理由は、腰痛と関係があるからです。
しっかりと揉んでやれば、痛みが軽減したり、多少動けるようになります。

>>足のマッサージの詳細を見る!

病院・治療院に行くのがベスト!

ぶっちゃけ鍼灸師

さて、とりあえず応急処置が済んだのなら、もっと本格的に治すために、病院・治療院にいくべきです。

病院・治療院に行って、専門家に見てもらうほうが、ぎっくり腰は早く治ります

病院・治療院にどうやって行く?

もし、なんとか一人で行けそうなのなら、歩いて行ってください。
なるべく、近くのほうが、いいでしょう。

一人では、動きづらい場合は、付き添いの人に連絡をして連れて行ってもらいましょう。

連れて行ってくれる人がいないなら、、、

車いすで介護を受ける女性
救急車を呼びましょう。
大げさかもしれませんが、仕方ありません。
無理に、動かして痛みを悪化させるよりはいいでしょう。

ぎっくり腰の訪問治療がある!

あなたのお住まいの近くに、訪問でぎっくり腰を治療してくれる場所があるかもしれません。
ネット検索で、「あなたの地域名 訪問 ぎっくり腰」などで検索してみましょう。

ポイント
鍼灸治療の訪問が多いです。
訪問鍼灸の金額の相場は8000円前後です。

「治療院」ってどこに行くの?

病院
あなたの行きつけの場所があるなら、そこで構いません。
※歩くのがやっとなら、近くのほうがいいでしょう。

もし、行きつけが無いなら、以下を参考にしてください。

病院 (整形外科)

病院の中では、整形外科が専門分野になります。
救急車で運ばれても、総合病院なら整形外科へ回されます。

治療内容は痛み止めの注射をしてくれるでしょう。

整骨院

冷やしたり、シップを貼ったり、固定してくれます。

鍼灸院

鍼灸治療をしてくれます。

おすすめの場所は?

鍼灸院です。
わりと楽になる場合が多いです。

おすすめじゃないのは?

整体やマッサージです。
炎症を起こしているぎっくり腰には、向かない治療方法です。

どれくらい通院すれば、ぎっくり腰は治る?

これは、【腰痛の程度・治療担当者の技術】によって大きく分かれてしまいます。

いちおう、治る期間の相場を書いておきます。

  • 病院・・1回~1か月以上
  • 鍼灸院・・1回~3回
  • 整骨院・・・3回~8回
  • マッサージ・・・3回~8回
ポイント
あるていどぎっくり腰が回復するまでは、治療院に通いましょう。
治療院に通うことが、ぎっくり腰を治す一番の近道です!!

整形外科の場合は、2回目以降はシップだけという場合もあるので、それならば鍼灸院に変更しましょう。

ぎっくり腰をなるべく早く回復する方法(過ごし方)

姿勢を真っすぐにする

ぎっくり腰になったばかりで、腰が曲がる場合は仕方ないですが、腰痛がマシになってきたら、なるべく正しい姿勢で過ごすことです。
正しい姿勢というのは、腰の筋肉・骨・関節に、負担が少ないからです。

正しい姿勢とは

正しい姿勢

ポイント
正しい姿勢とは、耳・肩・骨盤・ヒザ・くるぶしが一直線の状態です。
(座っているときでも、耳・肩・骨盤は一直線)

睡眠をたっぷりとる

睡眠は、身体を修復する時間です。
睡眠不足だと、なかなか腰痛も改善しません。
なるべく1日7時間睡眠を心がけましょう。

同じ姿勢をさける

イスにずっと座っていたり、コタツにずっと入っていたりなど、同じ姿勢を30分以上続けることは良くないです。
20分に一度、動くようにしてください。
※横向きに寝ている状態は、続けてもらって構いません。

中腰をさける

中腰が、ぎっくり腰には、一番悪い姿勢です。
せっかく治りかけていても、悪化する恐れがあります。
なるべく中腰は避けましょう。

荷物を取るときに注意する。

たとえ、軽いものでも、腰を曲げてはいけません。
ヒザを曲げて、物を取るようにしてください。

急な、ぎっくり腰になったら【まとめ】

ポイント
  • 自分でできる解消方法を、毎日、続ける
  • なるべく、病院・治療院に通う
  • 早く回復する過ごし方を続ける

ぶっちゃけ鍼灸師

これだけです!
これで、ある程度、急なぎっくり腰に対応ができます。

でも、日ごろから自分の体をいたわり、なるべくなら、ぎっくり腰にならないように心がけてください。

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