帯状疱疹後神経痛(ヘルペス)に鍼灸治療は効果がありますか?

ぶっちゃけ鍼灸師

こちらでは、ヘルペス後神経痛に、鍼灸治療が効果があるのかどうかを、鍼灸師が解説しております。

帯状疱疹後神経痛たいじょうほうしんごしんけいつう(ヘルペス)に、鍼灸治療は効果がある?

顔に湿疹 イラスト
帯状疱疹後神経痛たいじょうほうしんごしんけいつうの患者さんをたくさん見てきました。
果たして鍼灸治療をして、効果があったのか、なかったのか、、、

正直なところ、「効果がある人」と「ない人」に別れました。

ポイント
私の経験上ですが、帯状疱疹にかかったときに、ある事を「したか、しないか」で予後が大きく違ったのです。
では、そのある事とはなんでしょうか?続きを御覧ください。

帯状疱疹後神経痛に、鍼灸治療の効果がある人と、ない人の違い

鍼灸師
鍼灸治療をして、1~2週間で、帯状疱疹後神経痛が治った人もいれば、半年ぐらいかけてやっと痛みが治った人もいます。

「じゃあ、その違いはなんなのか?」
それは、帯状疱疹にかかったときに、すぐに病院で治療を受けたかどうかで、予後が全然違いました。

ポイント
幸いにも、帯状疱疹にかかったけど、違和感を感じてすぐに皮膚科に行き、抗ウイルス薬の治療を受けた方は、帯状疱疹後神経痛も、比較的早くに治ります。

しかし反対に、帯状疱疹にかかったけど、なかなか気づかずに重症化するまで治療を受けなかった人は、帯状疱疹後神経痛も長引いたのです。

帯状疱疹後神経痛に、鍼灸治療はしたほうがいい?

医者と患者
帯状疱疹後神経痛に、鍼灸治療が効果があることは、WHOという世界保険機構でも認められています。

ポイント
なので、帯状疱疹後の

  • 神経痛がヒドイ、、、
  • 神経痛を早く治したい、、、

という場合には、鍼灸治療を受けてみるというのもいいかもしれません。


ポイント
実費治療の鍼灸院に行くと、だいたい1回5000円ぐらいでしょうか。
もし、実費治療の鍼灸院ならば、帯状疱疹のだけでなく、肩こりや腰痛も一緒に治療してくれるかもしれません。

帯状疱疹後神経痛の鍼灸治療は保険が利くの?

これは、医者と保険者の判断によります。
鍼灸治療において保険治療をするのならば、医師の同意書が必要です。

その項目の中に、神経痛というのがあります。
なので、医者がまず、同意することが、条件として一つ。
そして、その後に保険者が、保険分を負担してくれることを認める条件が一つ。

ぶっちゃけ鍼灸師

合計二点をクリアしないと、ヘルペス後神経痛の鍼灸治療において、保険は適応されません。
詳しくは、近所の鍼灸院にておたずね下さい。

帯状疱疹だとすぐに見分ける方法

帯状疱疹後神経痛を予防する最も、効果的な方法は、早急に皮膚科に行くことです。
ですが、「どれが帯状疱疹なのかわからない、、、」これが本音ですよね。

なので、すぐに帯状疱疹だと見分ける方法を2つ紹介しておきます。

【見分ける方法その1】横に連なって小さな赤い斑点が出る

帯状疱疹のイメージ画像
帯状疱疹の初期症状は、小さな赤い斑点が複数でます。
その、斑点に特徴があります。

それが、横に連なって出るのです。

ポイント
イメージとしては、七夕の天の川のイメージです。
このように、横に連なるので、帯状(帯を巻いたような状態)という名前がつけられているのです。

【見分ける方法その2】だいたい出る場所が決まっている

帯状疱疹が出現する、最も多い場所(50%以上)がお腹から背中にかけての部分です。
ここだとちょうど、帯を巻いたように見えますね。

次に多い場所(25%)は、顔面にでます。
もし、これらの場所に、小さな赤い斑点が、横に連なって出たら、、、
すぐに皮膚科に行きましょう!

このページのまとめ

  • ヘルペス後神経痛に、鍼灸治療は効果があります。世界保健機関(WHO)もその効果を認めています。
  • ヘルペス後神経痛に、鍼灸治療での効果は、病院に行った人のほうが効果が高かった。なのでまずは病院に行くことをおすすめする。そして、皮膚の症状が治まり神経痛が残っているのなら、近くに鍼灸院に行って相談するとよい
  • 帯状疱疹(ヘルペス)の場合は、いかに早く病院に行くかどうかで予後がかわる。なので見分ける方法としては、帯状に赤い斑点が出たり、出る場所もある程度決まっているので、知っていると判別しやすい
  • ヘルペス後神経痛の保険適応は、【医師の同意書】【保険者が最終的に認めるかどうか】この2つをクリアすれば、ヘルペス後神経痛でも、鍼灸の保険適応ができる

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