寝違えの鍼灸治療(中国鍼)

1回で治る寝違え鍼灸治療

動画で解説

このページの内容を簡単に動画でまとめています。


以下、画像による解説です。

このページでは寝違いの鍼治療についてご紹介します 
動画の内容どおりにいけば1~2回で寝違えが治る鍼灸治療です 

寝違えの原因

慢性的に首コリがあり いずれかの筋肉がとくに硬くなっていた状態です 
就寝中は血流が下がるので筋肉がさらに硬くなり

寝ている時の姿勢によって 該当筋肉が無理に引き伸ばされた結果
起床時に「激痛・首が動かせない」という状態(つまり寝違え)になります 

原因筋肉の判別

寝違えはだいたい片側なので痛い側を上にして側臥位にします 
たいていの場合は圧痛がハッキリしているので圧痛から原因筋肉を特定します 

座位で首の動きを見ても(視診)寝違えはどの方向でも痛いのでさほどあてにならない場合があります 
首の視診

鍼治療法

基本的には天柱から胸椎7番の夾脊ライン
天柱から夾脊穴ライン
風池から肩外兪のライン
風池肩外兪ライン
頭板状筋・肩甲挙筋・中斜角筋も治療します 
頭板状筋・肩甲挙筋・中斜角筋
一番重要なのは 圧痛のある筋肉に複数本刺入します 
側頸部に圧痛があるからといって胸鎖乳突筋に鍼をしても効果がわるく
もっと深部にある中斜角筋まで鍼を到達させないといけません 

注意
首の中国鍼では 骨に当てるか硬い組織にあたるまで刺入します 
ただし 首では撚鍼法を絶対にしてはいけません 
理由は脊髄は硬膜に覆われていますので硬膜を貫かないためです 

ぶっちゃけ鍼灸師

置鍼を40分します 
(原因筋肉を特定できていれば)だいたい1~2回で痛みがとれます