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治療家は皆、「治療時間の短さ」に悩んでいる!?
こんにちは。
私は整骨院で8年、病院のリハビリ科に3年の臨床経験があります。
治療家が、必ずと言っていいほど、つまづく問題点、、、
それが、治療時間ですよね?
実費治療のように、長い時間だと問題ないのですが、
保険治療だと、だいたいマッサージ10分が相場ですよね?(^_^;)
その10分という短さで、みな治療家は、頭を悩ませるのです!
なぜ10分だと、悩むのか?
ではなぜ、治療時間が短いと、治療家は悩むのでしょうか?まとめてみました↓
- 10分だと、満足させられない、、、
- 10分だと、痛みを治せない、、、
じゃあ、時間を守らないとどうなるのか?
では、時間を守らないとどうなるのか考えてみましょう!
- 1.患者さんをさばけなくなり、回転が悪くなる(渋滞)
- 2.患者さんの治療時間にばらつきが出て、不公平というクレームが出る
- 3.指名制度を設けていないのに、患者さんは指名を言うようになる(時間の長い先生が人気になる)
- 4.一度、長く触ってしまうと、次から時間を短くしにくくなる
- 5.同僚のスタッフ間でのトラブルに発展する
上記の注意点5つをもう少し詳しく言うと、、、
1.患者さんをさばけなくなり、回転が悪くなる(渋滞)
これは、単純に考えてそうですよね。
1人10分でまわさないといけないところを、1人15分にしてしまうと、それだけどんどん遅れていきます。
保険治療では、1人辺りの単価は決まっているので、経営者からすれば、たまったもんじゃないです。
2.患者さんの治療時間にばらつきが出て、不公平というクレームが出る
患者さんはよく見てますよ(^_^;)
「○○さん(患者の名前)は、マッサージが長い!」と言われたりします。
なので、いつかクレームが出て、結局、患者さんに迷惑をかけてしまうようになるのです。
3.指名制度を設けていないのに、患者さんは指名を言うようになる
本来は指名制度を設けてない治療院なのに、患者さんが「あの先生のほうがいい」と言い出すと厄介ですね。
渋滞の原因となります。
でも、患者さんの多くが「マッサージを長くしてくれる先生の方がいい」と思っています。
だからこそ、公平に10分で終わらせないといけないのです。
4.一度、長く触ってしまうと、次から時間を短くしにくくなる
ついつい、治療院がヒマだったからといって長く治療してしまうと、次回、短くなったときにクレームが出る恐れがあります。
一度、長く治療してしまった患者さんを、次回時間を短縮することは難しいです。
5.同僚のスタッフ間でのトラブルに発展する
これも多いですね。
人数を多く触りたくない(疲れるから)場合、時間を自分で調整して、患者の数を減らそうとする治療家だっているのです。
ところが、そんなのはすぐに、同僚にわかるので、どうしてもギクシャクしてしまうものです。
実際に、それが原因で解雇となったケースを今までたくさん見てきました(^_^;)
患者さん一人一人の時間を守れるようになるのか!!
治療時間を短くできる3つのポイント!!
実は、私もこの10分という短さに、10年近く、悩み続けてきました。
ところが、最近では、すんなりと10分で治療を終われるようになったのです!
どうやったのか、、、
詳しくご説明しましょう!(*^ω^*)
2、時間を長くすると、誰も幸せにならない
3、治療技術を上げる
4、次回に来てもらえばいいだけのこと。
詳しく、解説します↓
1、痛みを治すのは、患者である
時間が短いと困るのは「痛みが治らない」という思いがあるからです。
この「思い」を捨てましょう!
なぜなら、痛みを取るのは、治療家ではありません。
患者さん本人です。
つまり、治療とは「手助け」でしかないのです。
だから、「俺が一生懸命治療すれば、治るんだ!!」という思いを捨ててください。
そうすれば、10分で治療が終われるようになります。
わかりやすく言うと、
痛み10→1にするのではなくて
痛み10→7くらいで良いということ。
あとは、患者さんの自己治癒力に任せる。ということです。
人間はもともと、病気や痛みを自分で治す自己治癒力があります。
だから、手技だけで治そう!と意気込むのではなくて、患者さんに「こうするといいよ!」といった知恵をどんどん授けると、痛みも改善しやすく、かつ信頼関係にもつながるのではないでしょうか。
2、時間を長くすると、誰も幸せにならない
時間を長くしても誰も幸せになりません。
- 自分→クレームが出る
- 長くしてもらった患者→他の患者から、文句を言われる
- 別の患者→不満が出る
- 同僚→ギクシャクする
- 受付→患者さんのクレームの対応
- 経営者(院長等)→クレームの対応、治療院が渋滞する
時間を長くしてもらった患者も、他の患者から迷惑がられたり、
場合によっては、居づらくなって他の治療院へ移るケースもあるのです。
だから、誰も幸せにならないのです。
ですので、治療時間(マッサージ時間)というのは、みんな公平に扱うほうが最善なのです。
3、治療技術を上げる
ちょっと、暗い内容の話が続きましたね。
でも、この3つ目は違います。
自分の治療技術を上げれば、10分という短い時間でも、患者さんを十分に満足させることが可能になるのです。
言い換えれば、「10分で満足させられない!!」と焦っているうちは、自分の治療技術が未熟だと思ったほうがいいでしょう。
4,次回に来てもらえばいいだけのこと
もしも、あなたが「その患者さんを触るのが、一生で最後ならば、なんとかしたい!」って思うかもしれませんね。
ですが、そうじゃないでしょう。
次回も来てくれる場合がほとんどですよね。
それならば、ヘタに時間を延長してその他のデメリットを増やすよりも、毎回、10分でキッチリ終わらせましょう。
いずれにしても、保険適応の治療院というのは、何回か続けて患者が来てくれます(一部負担金が安いので)
それに、たくさん来てもらったほうが、治療費は多く稼げますからね。
限られた10分のなかでベストを尽くしつつも、たとえその場で治せなくても、次回があるという心構えをもって、気を楽に治療しましょう。という意味です。
治療家が悩む問題の一つに「10分という治療時間が短い」「治療時間をうまくコントロールできない」という点を取り上げてみました。
今後の先生方の治療ライフの参考になりましたら幸いです。(^^)