ぶっちゃけ鍼灸師
その時の【感想と必要なもの】をまとめましたので、海外の鍼灸ボランティアに興味がある方は参考にしてくださいね!
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もくじ(クリックで飛びます)
海外鍼灸ボランティアに必要なもの
- 参加団体への申し込み
- お金
- 航空券
- 入国予定のビザ
- 免許の英訳文証明書
- 予防注射
- 海外保険
- トラベルグッズ
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1:参加団体への申し込み
海外鍼灸ボランティアに参加するためには、ボランティアを扱っている団体に申し込みしましょう。
年中募集しているわけではなく、期間が決められいます。
団体は複数あり「海外鍼灸ボランティア」などで検索すればでてきます。
ちなみに私が2018年に参加した団体はIVAAです。
2:お金
団体に申し込むのにはお金が必要です。
「ボランティアなのにお金がいるの?」と思うかもしれませんが、現地での食事・ホテルを団体が用意してくれますので、そのためのお金です。
また、現地でのお小遣いは当然ながら自腹ですので、用意しておきましょう。
3:航空券
ボランティア活動の中に航空券の代金が含まれていない場合がほとんどだと思います。
なので「申し込み費」とは別に、自腹で航空券を用意する必要があります。
ちなみに私は、航空券の最安値を検索できるエクスペディアで毎回取得しています。
他の参加者と比較したら5万以上も安く航空券をとれてました。
ただし、中国に乗り継ぎとか結構手間がかかるコースになりますけどね。
4:入国予定のビザ
海外に入国するにはビザが必要です。
これは事前に自分で用意することになります。
↓
申請書に記入をして、パスポートと一緒に郵送(お金も必要です)
↓
数日後に、パスポートにビザが記載された状態で自宅に届きます
5:免許の英訳文証明書
鍼灸の免許の「英訳文証明書」が必要になるケースがあります。
英訳文証明書についてはこちらでまとめています。
「鍼灸師・あマ指師」の【英訳文証明書】発行についてまとめ
6:予防注射
団体から事前に「この予防注射を打っておくといいですよ」というのを教えてもらえいます。
肝炎・狂犬病・破傷風・マラリアなどです。
7:海外保険
海外保険に入っておく必要があります。
5000円くらいで入れます。
ちなみに私が利用したのはたびともです。
安くて「iPhoneアプリ」があるので便利でした。
8:トラベルグッズ
これは単に旅行の着替え・歯ブラシなどです。
これについても団体から「こういうのを持っていくといいですよ」というのを予め教えてくれます。
ちなみに私は10日間の滞在なのに、着替えは3日分でした。
ただ、毎日自分で洗濯してましたw
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わかりやすいように、「よくある質問形式」で答えていきます。
お金ってどれくらいかかったの?
私の場合ですと
・参加費用14万円(現地でのホテル・食事代込み)
・航空券(往復)6万円
・海外でのお小遣い5万円
だいたい全部で25万くらいはかかってますね。
(お小遣いの部分は自分で使ったお金なので減らすことはできます)
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ボランティアの時に観光してもいいの?
あらかじめ参加するボランティアの中に「観光プログラム」が組み込まれている場合があります。
私が参加したネパールのボランティアでも、観光地に連れて行ってくれました。
ただし、これについては事前に、団体へ確認しておいてくださいね。
私は参加する時点で確認しておきました。
「ボランティアの活動期間終了後ならば自由」とのことでした。
どんな治療するの?
私が参加したボランティアは、治療内容は自由でした。
【経絡治療・局所治療】なんでもOKです。
とやかく言われることはありません。
ちなみに私は、中国鍼を行っていました。
鍼ではなく、マッサージをしている【あマ指師の先生】もいらっしゃいましたよ。
鍼は自分で用意するの?
鍼は、団体側が用意してくれました。
用意された鍼は「寸3ー3番」「寸6ー3番」でした。
ただし、【こだわりのある鍼(長鍼)や道具(ポケットパルス)】などは、持参OKです。
鍼灸の学生でも参加していいの?
参加する団体にもよりますが、学生でも参加できます。
ただし、鍼を打つことはできません。
治療助手として参加するだけです。
お灸・抜鍼はさせてもらえると思います。
どこで治療するの?
とある建物の中で治療をしました。
そこで、クッションを並べて、寝転んで治療という感じです。
衛生面ではどうなの?
日本に比べると衛生面は劣ります。
ただし、感染症などの報告はされておりません。
衛生面が気になる場合は、自分で「手指消毒ポンプ」「医療用ゴム手袋」を用意するといいでしょう。
何人くらい治療するの?
日によって違いましたが、1日200人くらいネパール人が訪れていました。
私一人ですと、1日12人くらい治療していました。(ノルマはありません)
時間は朝8時~12時でした。
何人参加したの?
・日本人鍼灸師7名
・ネパール人鍼灸師7名
・赤十字から派遣されたネパール人学生20名(サポート)
英語話せないとダメ?
私の意見では、話せなくても全然OKです。
ただし、団体の募集要項には「英語を話せる方」と書かれている場合が多いです。
でも、事前に「英語話せないと参加できませんか?」と問い合わせると「大丈夫ですよ!」と返ってくることが多いと思います。
なので、気になったら団体に問い合わせてみてください。
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海外鍼灸ボランティアのメリット6つ!
1:鍼灸技術のスキルアップ
とにかく、次から次に治療ができます。
また、日本人の疾患ではなく外国人の疾患をみることができます。
外国人の疾患といってもやはり「肩こり・腰痛・膝痛」が主です。
ネパール人にいえば、糖尿病・膨満感・下痢・頭痛なども多かったです。
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日本人鍼灸師が集まりますので、先生方と治療について話すことができます。
(ボランティア滞在期間中は、話す時間がたっぷりとあります。)
また、ネパール人鍼灸師の技を盗むこともできます。
2:日本だけにとらわれず、世界という視野を持てる
鍼灸師は、「海外でどのような活躍の場があるのか?」これを自分の目で確認できます。
海外では鍼灸師を「ドクター」と同じ位置づけにしている国も多いのです。
3:友達ができる
数日間、一緒にいるわけですから鍼灸師の先生方と当然親しくなります。
フェイスブックを交換したりLINEを交換したり、ボランティアが終わっても連絡をやりあったりしますね。
場所が近い先生同士で、会ったりすることもあります。
4:英語のスキルアップ
英語を勉強中の人には大きなメリットでしょう。
リアルに外人と英語でやり取りをすることになります。
実践なので、スキルアップは確実です。
5:「肩書き」が手に入る
例えば、よその鍼灸院には「超有名な○○選手来院!」みたいな張り紙を見たことありませんかw
それと同じで、あなたの鍼灸院に「海外のボランティアに参加しました!」と、賞状を掲げることもできるし、フェイスブックなどに投稿することもできます。
6:ボランティア精神のもとでボランティア活動ができる
ボランティアは、やはり気持ちがいいものです。
人間は「人に喜ばれると嬉しい」という感情があります。
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それが「ボランティアをする」ということなのです。
海外鍼灸ボランティアのデメリット4つ
1:お金がかかる
これが最大のデメリットでしょう。
ただ、ホテル代・食事代がメインの内訳なので、「旅行費用」と割り切ればいいでしょう。
2:日数がかかる
海外鍼灸ボランティアとなると、「1泊2日」では済まないですよね。
だいたい7日間くらい要します。(移動日を含む)
そうなると、自分の治療院を休む必要がありますよね。
ただ、私の参加したIVAAでは、例年GW・お盆など長期連休での開催となっているようです。
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3:準備に手間がかかる
ビザ・英訳文証明書・予防接種などなど
手間が少しかかりますね(^_^;)
まあやってみると、案外すんなり終わりますけどね。
4:食べ物が合わない可能性がある
食べ物が体に合わない(美味しくない)という場合もあります。
これは、海外鍼灸ボランティアに限らず、海外旅行にはつきものですけどね。
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最後に
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ボランティアに興味を持っている鍼灸師の先生方の参考になれば嬉しいです。
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