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あなたは筋肉のどこが最も治療効果が出やすいかご存知ですか?
肩こり・腰痛・膝痛など、筋肉が固くなりすぎたために痛みを引き起こしている場合が多々あります。
そのようなときは、筋肉を治療する、
つまり、筋肉をゆるめてやれば、こりや痛みが改善します。
ポイント
しかし、鍼灸治療やマッサージで筋肉を治療する場合、
漠然と筋肉を狙っているのではなかなか治療効果が上がりません!
そこで狙うべき筋肉の治療ポイントを紹介しておきます。
漠然と筋肉を狙っているのではなかなか治療効果が上がりません!
そこで狙うべき筋肉の治療ポイントを紹介しておきます。
筋肉は【中間】がポイント!
筋肉の治療ポイントは、起始と停止を結んだちょうど中間地点です。
実は、この中間に、筋硬結ができやすいのです。
ポイント
例をあげるならば、僧帽筋の上部繊維の
中間地点に【肩井】をとりますね?
【肩井】の取穴部位も、「第七頚椎」~「肩峰」のちょうど中間地点になっています。
言うまでもなく、肩井は肩こりの治療ポイントにもなっています。
中間地点に【肩井】をとりますね?
【肩井】の取穴部位も、「第七頚椎」~「肩峰」のちょうど中間地点になっています。
言うまでもなく、肩井は肩こりの治療ポイントにもなっています。
肩井だけでなく、いろいろな筋肉の中間地点の筋硬結を狙って鍼灸や指圧をしてみるといいでしょう。
とくに鍼だと、少ない数で筋肉をゆるめることができるので、知っておいて損はないです。
痛みが出やすいのも中間
筋肉が固くなり、痛みが出やすいのは、【起始】【停止】はもちろんです。
そしてまた、【中間】も痛みが出やすいポイントとなっています。
ポイント
「痛みが出やすい」ということは、そこを治せば「治療効果が高い」と言い換えることもできますので、よって【中間】は、治療ポイントとして有効なのです。
覚えておくと治療点も把握しやすいですよ。
覚えておくと治療点も把握しやすいですよ。
治療がしやすいのも中間
患者さんの主訴から、痛みの原因となっている筋肉を特定したとします。
もちろん、起始や停止にも痛みがあるのですが、この起始や停止に鍼やマッサージをしても、ゆるめにくい場合があります。
そもそも、起始・停止というのは、腱になっていますから、あまり緩まないです。
ポイント
そんな時は、該当筋肉の中間地点ならば、鍼や指圧で筋肉をゆるめやすいので、治療効果も上がりやすいですよ!
ツボとも合致している【中間】
ポイント
筋肉の中間地点にツボと合致している部分がたくさんあります。
- 僧帽筋上部繊維…肩井
- 棘上筋…秉風
- ハムストリングス…殷門
- 前腕に取るツボ…至正・郄門
つまり、【中間】は治療ポイントが高いことを示していることがわかりますね。
他にも、【中間】とツボが合致しているケースはたくさんあるので、探してみてください。
ぶっちゃけ鍼灸師
いかがでしょうか?
筋肉の中間地点が治療において有効だというお話でした。
ツボでも、中間地点が多いので治療効果の高さがうかがえますね。
ぜひあなたの引き出しに「筋肉は中間地点を狙う」も入れておいてくださいね。
筋肉の中間地点が治療において有効だというお話でした。
ツボでも、中間地点が多いので治療効果の高さがうかがえますね。
ぜひあなたの引き出しに「筋肉は中間地点を狙う」も入れておいてくださいね。
このページのまとめ
- 筋肉ごとの起始・停止のちょうど中間地点というのは、筋硬結ができやすく、患者さん自身が痛みを訴えやすい場所でもある(起始・停止も痛みを訴えやすい)
- 筋硬結ができやすいがゆえに、治療ポイントとなりやすい場所でもある。
- 筋肉の中間地点は、ツボと合致しているケースが多々ある。つまり中国では、治療ポイントをツボとして記したのだが、これは中間地点が治療効果が高いことを示しているといえる