ぶっちゃけ鍼灸師
タオルのかけ方一つで、治療効果まで変わってくるのでぜひ参考に!
タオルのかけ方がこんなに重要なのご存知ですか?
- もっと鍼灸治療の効果を上げたい!
- 患者さんに優しい治療家になりたい!
そう思っているのなら、タオルのかけ方は無視できません!
なぜならば、タオルは患者さんの体にかけるものですが、実は心にもかけているということを忘れてはいけません!
- 「 この先生は
丁寧 だな、、、」 - 「暖かくて気持ちいい、、、」
- 「こんな配慮はうれしいな、、、」
このように感じてくれるのです!
ぶっちゃけ鍼灸師
鍼灸師が知っておきたいタオルのかけ方ポイント!
治療効果までも左右する、タオルのかけ方はこうです。
1,ゆっくりとかける
これは、すぐさまにでも実行して欲しいです。
それとも、ゆっくりとふんわりとタオルをかけるのか、
これだけで患者さんの感じ方が全然違うのです。
ウソだと思うなら、お金を払ってよその鍼灸整骨院などを巡ってください。
いかに、乱雑なかけ方がおろかなのか、身を持って体験したほうがいいでしょう。
反対に、丁寧なタオルのかけ方は患者さんとの信頼関係アップにつながります!
どんなに「急いでいる時でも」ゆっくりふんわりとタオルをかけることをおすすめします。
2,全身を隠す
最低でも、2枚のタオルを 「T字」 にかけるほうがいいです。
全身をかくしてあげると温かいのはもちろんのこと。
肌の露出は人間にとってストレスを感じるので、全身をすっぽりと隠してあげることで、ストレスを減らすのです。
また、施術部位(置鍼中)にはタオルをかけられませんので、なるべく囲い込むようにタオルをかけましょう。
3,待たせている間でも、タオルをかけてあげる
もし、患者さんが2人いる場合、次の患者さんをベッドで横にさせていたとします。
そのまま、放置するよりも「少しお待ち下さい」といって、タオルをかけてあげるといいでしょう。
そのような、ちょっとした配慮が、案外うれしかったりするものです。
なのでベッドに横になった患者さんを待たせる場合は、たとえカーテンで仕切っていても、すぐにタオルをかけてあげましょう。
ぶっちゃけ鍼灸師
「見習いたい!」1人につき、タオルを8枚使用する先生もいる!
森ノ宮医療専門学校の学生だった頃、衝撃だったのが非常勤講師の長野仁先生のタオルのかけ方でした。
なんと患者さん1人に対して、タオルを8枚も使用するのです。
「さすが、優れた治療家はタオルのかけ方」から違うな、、、と思い知らされた瞬間でした。
そして、両側にもタオルを半分に折って体の側面を覆います。
最後に、胸の上と足関節に2枚かけます。
(正確には、合っているかどうかわかりませんが、こんな感じの説明でした。(^_^;))

(※もしかしたら、6枚だったかも(^_^;)誰か知っている人がいれば、コメントにて教えていただけると助かります。)
こうやって、たくさんのタオルを使い、全身を覆ってあげると治療中の放熱がほとんどありません。
置鍼中に服を脱いでいるのに、ポカポカと体が温まってくるのです。
お手本としたい、タオルのかけ方です!
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置鍼中に体が冷えると治療効果が落ちる
鍼灸治療は服を脱ぐということを忘れてはならない!
なぜ、ここまでタオルのかけ方が重要かといいますと簡単です、
鍼灸治療は服を脱がないとできないからです。
人間は本能的に、服を脱ぐのをキライます。
体の防御を減らしてしまうからです。
ということは、鍼灸治療というだけで最初からマイナスの要因が働くことになります。
なので、せめてタオルのかけ方一つで、患者さんにリラックスして治療を受けてもらえるようにしましょう。
そのように努めることで治療効果も高まり、信頼関係も築くことができるでしょう!
このページのまとめ
- 治療において、タオルのかけ方は重要である。なぜなら、雑にかけるか、丁寧にかけるか、患者さんにもろに伝わるからである
- また、体を冷やさないという点でも、タオルのかけ方は重要である(古典において、治療効果が落ちると記されているのもある)
- 鍼灸治療というのは、肌を露出しないと治療できない。人間は肌を露出することを嫌う(ストレスを感じる)それがゆえに、タオルのかけ方も治療の一部だととらえ、患者さんの身になってタオルをかけるのがよい