正座をすると膝が痛む「原因&鍼治療法」(正座できない理由)

正座痛原因 治療方法

動画で解説

このページの内容を簡単に動画でまとめています。


以下、画像による解説です。

正座すると痛む理由

膝は普通に曲がるのに「正座をすると痛む」という症状があります 
原因は膝の裏側の筋肉が硬くなっているために正座すると圧迫されて痛みがでます 
そして さらに細かい筋肉に分類することができます 

原因筋肉を特定する

膝窩の解剖図
圧痛をしっかりと調べて 原因筋肉を特定していきます 

ポイント
膝裏の中央付近に圧痛があれば足底筋
膝裏の全体に圧痛があれば膝窩筋
膝裏の内側に圧痛があれば腓腹筋内側頭
膝裏の外側に圧痛があれば腓腹筋外側頭
この4パターンに分類します 
(圧痛が複数あれば 複数治療しましょう)

鍼灸治療法

足底筋は硬い組織に当たるまで複数本刺鍼します 
足底筋の刺鍼
膝窩筋が原因の場合は 直刺と斜刺を複数本刺入します 
膝窩筋の刺鍼
腓腹筋の内側頭・外側頭は 斜刺にて複数刺入します 
腓腹筋内側頭・外側頭の刺鍼
斜刺する理由は 鍼が触れる面積が多い方が治療効果が高まるからです 

膝窩に深く刺してもいいの?

注意
深く刺すと「神経に当たるのでは」と思うかもしれません 
膝窩では 鍼尖が神経に向かい「ビリっと」くるときもまれにありますが問題ありません 

なぜなら深鍼では痛みを最小限に抑えるために
ゆっくり刺入して 状況をみて止めたり方向を変えたりするからです 
ポイント
逆に深鍼を避けていては 該当筋肉にまで到達することはできず正座の痛みもとれません 
以前の記事でもお伝えしましたが
痛くない鍼だけど「続けても症状が治らない」よりかは
まれにビリっとくる可能性はあるけど「症状が治る」のなら
患者様にも納得していただけます 

ぶっちゃけ鍼灸師

以上 正座痛の原因と治療方法でした