ぶっちゃけ鍼灸師
こちらでは、実際に鍼灸資格を持ち、鍼灸の専門学校を卒業した私が、勉強内容を具体的に紹介しています。
もくじ(クリックで飛びます)
鍼灸師は、どんなことを勉強するの?
鍼灸師といっても、ツボだけを勉強しているわけではありません。
西洋医学だったり、人体の構造だったりいろんなことを勉強します。
では、どんなことを勉強するのか、もう少し具体的に紹介します。
鍼灸師が専門学校で勉強する科目
ツボ
やはり、鍼灸師といえばこれです!
全部で400個くらいのツボを覚える必要があります。
名前だけでなく、ツボの効果や周辺の筋肉や神経など覚えるのが大変です。
東洋医学概論
「東洋医学とは、どんなものなのか?」
という概論を勉強するものです。
東洋医学総論
肩こり・腰痛など、症状にあわせての考え方や治療方法などを東洋医学的観点から勉強します。
はり・きゅう理論
はり・きゅうをすると人間の体にどのような変化や効果が表れるのかを勉強する科目です。
はり・きゅう実技
実際に、生徒同士で鍼やお灸をします。
3年間と時間も多くとられています。
解剖学
これは、人体の構造がどうなっているのか勉強をするものです。
筋肉、骨、関節、神経など名称だけでなく、作用など覚えることは山ほどあり、重要な科目です。
生理学
人間の体が、どのようにして生命を維持しているのか、またどのような変化があるのかなどを勉強する科目です。
衛生学
環境衛生について学ぶ科目です。
心理学
鍼灸師が治療するのは人間です。
人間は、体の状態と精神が密接にかかわり合っています。
なので、心理学もしっかりと勉強しておく必要があるのです。
栄養学
人間の体を作っているのは、食べ物から得た栄養です。
最低限の栄養学は必要になってきます。
ほかにもまだ、習う科目はありますが、重要なものはこんな感じです。
東洋医学だけではなかった!
東洋医学だけではないんですね。
解剖学・生理学については、現代の西洋医学にそって勉強していきます。
なので、医療人としての大まかな知識を得ることができます。
鍼灸師の勉強は大変なの?
これから学生になろうとしている方は、「勉強が大変!」っておもったかもしれませんね。
ですが、そんなことはいっさいありません。
なぜなら、学校側も重要なところを最優先に教えるといった感じです。
教師陣も「その道で何年も教えているベテラン勢」が多いので、わかりやすくプリントにまとめてくれたり、しっかり復習をしてくれたりします。
ですから、やる前から心配はなにもいらないでしょう。