動画で解説
このページの内容を簡単に動画で紹介ています。
ポイント
病院で検査をしても原因がわからない肋間神経痛の原因は、
該当する起立筋が固くなっていることが原因です。
その理由は、背中から肋骨に向けて神経が伸びていますが、
根本である神経根の上にある、起立筋が硬くなってしまうと
神経を圧迫してしまい、離れた場所である肋間に神経痛として表れるのです
病院では、背中が凝って肋間神経痛が起こるという概念がないので
検査等では原因不明と言われたりします
判別として、過去に背中の痛みがあり
それを放置すると肋間神経痛に悪化することが多いです
鍼治療法
肋間神経痛を鍼治療する場合は、
肋骨をなぞり該当する神経根に鍼をします
だいたい上下3椎体ほど鍼をします
浅い鍼では効果がないので、
しっかりと椎体に当てて止めます
椎体の下部に肺があるので
椎体で止めておけば気胸は起こりません
具体的には、該当する棘突起の横2cmから
45°くらい傾けて椎体に当たるまで刺入
さらに横約2cmから、角度をつけて
椎体に当たるまで刺入します
注意点
肋間神経痛を起こしている人の起立筋は
かなり固くなっており
置鍼している間に、引きつりを起こして
鍼が引き込まれる可能性があるので
置鍼中は、側で見ておくようにしてください
回数の目安は、3回から10回ほどです
肋間神経痛がマシになってきたら
背中の痛みを訴えることがありますが
理由として、最初は背中は感覚神経を締め付けすぎていて麻痺していますが、
治療を続け、起立筋が緩んできた結果として、神経の圧迫が取り除かれます。
その取り除かれたとき、(足の正座を崩したときにしびれるのと同様の)痛みがでているのが原因です。
その場合も、起立筋の鍼治療を続けると
改善していきます