「硬くなった筋肉」が引き起こす神経圧迫の3段階

動画で解説

このページの内容を簡単に動画でまとめています。


以下、画像による解説です。

ぶっちゃけ鍼灸師

筋肉が硬くなると、神経を圧迫して痛みの原因となります。
この神経圧迫の段階には3段階あります。
神経圧迫の表

1:軽度

筋肉が少し神経を圧迫している状態。
神経パルスが発生している。

知覚神経を圧迫していれば、ジリジリとしたシビレを感じる。
運動神経を圧迫していれば、筋肉が収縮しなくなり、筋肉に圧痛が起こる。

2:中度

筋肉が中程度神経を圧迫している状態。
神経パルスが激しく発生している。

知覚神経を圧迫していれば、締めつけ感を感じる。
運動神経を圧迫していれば、チックのような不随意の痙攣が起こる。

3:強度

筋肉が強く神経を圧迫している状態。
神経パルスは遮断されている。

知覚神経を圧迫していれば「感覚がない」と訴える。
運動神経を圧迫していれば「動かせない」と訴える。

治療と程度について

ポイント
マッサージや鍼灸で、「筋肉を柔らかくして痛みを取る」場合、
当然ながら、圧迫の強度と治療時間(日数)は、比例します。

治療家ならば、そのことを事前に患者に伝えると親切です。
患者ならば、事前にそのことを知っていれば、治療時間がかかっても不安にならなくて済みます。

ただし、10回以上続けているのに、うんともすんとも変わらない場合は、治療院を変えたほうがよいかもしれません。
また、治療を重ねていく過程で、痛みが強くなったと感じる場合がありますが、理由は神経圧迫の程度が関係しています。