ぶっちゃけ鍼灸師
自分で解消する方法を鍼灸師目線で伝えていきます。
もくじ(クリックで飛びます)
自律神経失調症の【本当の原因】
1:筋肉は、動かさないほうがこる!
筋肉には、医学的に2つの動きに分類されます。
・
この2つです。
この動きは、すぐに疲れるため「人は無理はできません」
また、動かすことによって血流は良くなるので、筋肉は代謝します。
この動きは、姿勢によっては長時間可能なので、「人は、ついつい無理をしてしまいます」
また、動かさないので、血行不良が起こりやすく、筋肉も代謝しません。
ぶっちゃけ鍼灸師
2:現代人は等尺性収縮(こりやすい)ばかり
等尺性収縮の代表的なものが、パソコンによる前かがみ姿勢です。
この姿勢は、4kgもある頭を、首の小さな筋肉たち(脊柱起立筋群)が、一生懸命に背骨を一つ一つ支えている状態です。
サラリーマン・OLなどは、そんなうつむきを1日5時間以上もしいられますよね。
さらに、気がつけば電車・バスの中ではうつむきかげんでスマホばかり見ています。
家に帰っても、スマホ・ノートパソコンばかりみて、首をさらに緊張させています。
3:首がこると、自律神経失調症になる
なぜ、首がこると自律神経失調症になるのでしょうか?
理由は、明白です。
首の筋肉の深部を自律神経が走行しているからです。
長年の、等尺性収縮により、ガチガチに固くなった首の筋肉は、深部を走る自律神経を圧迫し、血流を悪くします。
その結果、自律神経につながる、内蔵の不調が引き起こされ、自律神経失調症になるのです。
自律神経失調症の【本当の怖さ】
1:自律神経は、内蔵とつながっている
自律神経とは、その名の通り「自動調節」の神経なのです。
なにを「調節」しているのかといいますと、主に内臓を調節しています。
反対に、自律神経を自分の意思で、調節はできません。
たとえば、運動しないかぎり心臓の鼓動を自分の意思だけで、早めたり遅めたりはできないですよね。
ここで言いたいことは、【1:首がこりすぎている】→【2:自律神経を圧迫する】→【3:内蔵の不調として表れる】ということです。
2:自律神経の症状にはどんなものがあるの?
目 | 眼精疲労・ドライアイ |
内耳 | 耳鳴り・めまい・難聴 |
胃腸 | 慢性胃炎・逆流性食道炎・下腹部の張り・食欲不振・下痢・便秘 |
全体症状 | 更年期障害・慢性疲労症候群・不眠・微熱・発汗障害 |
ぶっちゃけ鍼灸師
例えば、24時間、誰かに首を締められていると言えばイメージしやすいでしょうか。
それが長年続くと、うつ病だけでなく、パニック障害・情緒不安定などの精神障害をもたらすのも無理はないのです。
先程も言いましたが、パソコン仕事ばかり、長年やってきてうつ病・無気力になるのは、首コリも大きな原因です。
3:病院・西洋医学ではコリを重要視しない
病院・西洋医学では、コリが原因という概念がまだ浸透していません。
誰だって、24時間首をしめられていたら、寝づらくて不眠症になりますよね。
ところが、不眠症の原因が首コリとは考えずに、安定剤ばかり飲ませています。
根本的な原因である首コリを重要視しないから、不眠症が解消せずに困っている人がたくさんいるのです。
うつ病も、首コリが要因という考えがないので、長年、精神科に通っているのに治らないのです。
ぶっちゃけ鍼灸師
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首コリ・自律神経症状を【自分で解消する方法】
1:とにかく首を温める
とにかく首を温めてください。
温めることにより、血流が改善され、筋肉に栄養と酸素が運ばれます。
それによって、コリが多少とも改善します。
※多少と言ったのは、頑固な首コリは温めただけでは治らないからです。
自宅で簡単に温めるなら、あずきのチカラがおすすめです。
2:うつむき作業を減らす
首に負担のかかることを減らしてあげると、筋肉が休まるので意識しましょう。
具体的には、スマホで長時間下を向くのはやめましょう。
パソコン作業に関しては、なるべくデスクトップPCにして、うつむくのを減らすようにしたり、ノートパソコンスタンドなどを使って視点を上げるようにしましょう。
3:プロにみてもらう
慢性の首コリは、プロにみてもらうほうが改善も早いです。
プロとは、マッサージ師・鍼灸師・柔道整復師・整体師などがあてはまります。
合う合わないの個人差があるので、一概にどれがおすすめとは言えないですが、自分にあったプロ(治療法)を見つけることをおすすめします。
病院に行くのは、リハビリ科がありマッサージをしてくれるならば、病院でも構いません。
ただ、湿布だけでは首コリは治らないので、注意してください。
重要なことまとめ
- 現代人は、首がこることばかりしている
- 首には、大事な神経(自律神経)が走行し、首コリによって機能障害を起こす。
- 自律神経は、内蔵に直結しているので、内科的な病気をもたらす。
- 首がこると、首を締め付けられる不快感が続くので、不眠だけでなく精神疾患まで引き起こしてしまう。
- 病院では、首コリが「不眠・うつ病・更年期障害」の要因であるという概念がないので、治らなくて困っている人が多い。
- 首コリは、放っておいても治らない。自分で努力したり、プロに見てもらうことが重要。