わかりやすい!「ばね指の原因」と「治し方」

動画で解説

このページの内容を簡単に動画でまとめています。


以下、文による解説です。

ぶっちゃけ鍼灸師

ばね指は、手の使いすぎで起こりますが
さらに具体的に原因を解説します

・指を曲げる仕組み

指が曲がるのは、腕の内側にある屈筋群くっきんぐん
収縮して指を引っ張ることにより曲がります
前腕の屈筋群
筋肉が骨につながる部分はけんといい
前腕から手指につながる腱
さらに、腱が骨から離れないように輪っか状になった腱鞘けんしょうによって止められています
手指の腱鞘

ばね指の原因

手を使いすぎると
疲労がたまり屈筋群が硬くなります
筋肉は硬くなると縮む性質があります
収縮して引っ張られる
筋肉が縮んだ状態にもかかわらず
さらに手を使いすぎると
靭帯と腱の部分で強い力が加わり
強い力がかかるようになってしまう(腱と腱鞘の間)
腱にタコのようなものができます
毎日、鉄棒をしていたら手にができるのと同じように

強い力が加わることにより
タコのようなものができるのです
腱にタコのようなものができる
このタコができたことにより、
腱が腱鞘をスムーズに移動できなくなります

無理やり引っ張ると、バチンと移動はできます
また、戻すときも強く伸ばすとなんとか戻ります

メモ
これが、ばね指の特徴的な動きであり
バネのような動きをすることから
ばね指と呼ばれています

ばね指の治し方

手術にて腱鞘を切ると治りは早いです

手術をしない場合は、屈筋群が柔らかくなると
腱と腱鞘に圧力がかからなくなり
自然とばね指も治ります

屈筋群を柔らかくするには、
前腕のストレッチや
自分でマッサージを毎日行いましょう
前腕のマッサージ
もしくは、リハビリ・整骨院・鍼灸などに行ってみるものよいでしょう