鍼灸の技術は鍼をしていないと落ちる?

ブランクがあると鍼灸できない?

鍼灸の技術は、普段から鍼をしていないと落ちてしまうのでしょうか?

ぶっちゃけ鍼灸師

「鍼灸の技術は、ブランクがあると落ちてしまうのか、、、?」
そんな疑問に、実際にブランクを経験した鍼灸師がお答えします!
※「ブランク」とは、鍼灸をしていなかった期間のこと
では、まず鍼灸資格を取得しても鍼をしないケースというのから説明していきますね!

鍼灸資格を取得しても鍼をしないケース

困る鍼灸師
「 ついに鍼灸資格をとった!これで毎日、鍼をするぞ~っ! 」て思っても、鍼をしないケースがあるんです。
例えば多いのが、勤め先が鍼灸をしていなかったというケース。
ほとんどこれかもしれませんね。

勉強のために、医療機関である、病院整骨院などに勤めているけども、鍼灸治療を行なっていない場合です。

そして、つぎに多いのが、鍼灸資格をとったけれども、鍼灸とは関係のない転職をするケースです。

実は、私も鍼と関係ない仕事をしています。

パソコン
こんにちは(^_^)
なにを隠そう、私も鍼灸資格をとって3年目で転職をしました。
転職したお仕事は、自営業でホームページなどを制作しているので、2年間はいっさい、鍼をしていません。

ですが、自営業の収入も落ちてきたので、鍼灸師としてアルバイトに行くことになりました。
そして、2年ぶりに鍼灸をしてみたときに感じたことを書いてみました。

2年間のブランクで鍼灸技術は落ちていたのか!?

問診をする鍼灸師
さて、前置きが長くなりましたね。すいません(^_^;)
私の場合ですが、鍼灸の国家試験に合格してから3年間は鍼灸整骨院に勤めていました。
そこでは、多い日では1日20人ほど鍼をしていたので、そこそこたくさん鍼をこなしていました。

3年間たくさん鍼をしたとに退社して、それからは2年ほどインターネット関係で個人事業をやっておりました。
つまり、その間は、鍼をしていません。

2年の間、鍼灸に触らずに、病院でのリハビリ科にアルバイトに行くことになりました。

アルバイトの面接では、「 鍼灸をしていた経験があります! 」って言っていたので、さっそく初日から、鍼を打つことになったのです。

ブランク空け【アルバイト当日】

ぶっちゃけ鍼灸師

さっそく先輩が後ろで見ながら、鍼をしたのところ、、、

特に問題なしでした!

ポイント
そりゃあ、2年ぶりなので、ちょっとドキドキもしたし、スムーズとは行きませんが、それでもとくに手の感覚は鈍っている感じはなかったですね。
片手挿管もできるし、取穴もできるし、刺入の感覚もハッキリわかりました。

ブランク前の経験値によって左右されるかも?

ポイント
私の場合ブランク前(鍼灸整骨院)は、そこそこ鍼を打っていました。
鍼灸整骨院自体は8年の経験がありますし、鍼灸は働きながら取得したのですが、それでも3年間は毎日打ち続けました。
当時は、鍼灸整骨院の分院を任されていたので、それなりに経験があるという状態です。
だからこそ、2年間のブランクをあまり感じなかったのかもしれませんね。

ぶっちゃけ鍼灸師

ところがもし、これが経験が浅いうえに、2年間のブランクとなると、もっとグダグダになっていかたもしれませんね。

私が伝えたかったこと

鍼灸治療をする女性
このページでは、鍼灸の技術って落ちるのかどうか?について紹介しました。
要するに、鍼灸師さんに向けたページです。

たとえば、鍼灸師さんのなかには、鍼灸資格をとったけれども、務めているところが鍼をしない、、、
このまま、続けていいのだろうか?
と思う人もいるでしょう。
もし、鍼をしっかり習得したいなら、鍼をどんどん打てる職場に、変えたほうがいいと思います。

また転職を考える人もいると思います。
鍼灸の世界では、食べていけないので、違う働き口を探している、、、
けれど、いつか鍼灸に戻りたい気持ちもあるけれど、技術面が心配、、、、
この場合でも、「特に気にしなくていいのでは?」と思います。

結局は、本人のやる気次第で、なんとでもなるでしょう。
もし、技術を落としたくないのなら、家族や友人に鍼をしていればよいだけことです。

鍼灸専門学校の生徒さんへ

打鍼イラスト
もし、鍼灸の資格をとるために勉強している学生さんがこのページを読んだなら次のように助言しておきます。

私は、「 ブランクがあっても鍼灸の技術は落ちない! 」と言いました。
ですが、それは、学生時代のやる気につながっています。

私は夜間の60人のクラスでしたが、成績は常に10位以内でした。
もちろん、1位ではないのですが上位はいつも、柔道整復師資格をもった方々です。

彼らは、一度勉強をしているので、ハンデがあったと思います。
それでも、他の柔道整復師資格をもった人を出し抜いて、3年間ずっと10位内にいました。

それだけ、実技でも筆記でも一生懸命、上位を目指していました。
そのおかげで、一生忘れない技術や知識を得ることができたのです。

ですから、試験の度に言い訳をつけて、「 ギリギリで通ればいいや! 」なんて心構えだと、あなたの技術は、所詮そのような程度に終わるでしょう。

ですが、試験を自分の勉強ととらえて、毎回、全力で立ち向かったなら
あなたにとって財産をもたらすでしょう。

ですから、いまを大事に一生懸命、勉強と練習を積み重ねてくださいね\(^o^)/

このページのまとめ

  • 鍼灸技術はブランクがあってもなんとかなるので、あまり気にしなくて良い
  • ブランク前に、どれだけ鍼をしていたか?学生の頃にどれくらい一生懸命勉強したか?これが、ブランク空けの治療技術にも繋がる

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