ぶっちゃけ鍼灸師
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鍼灸師?按マ指師?どっちがおすすめ?
当サイト宛てに、このようなお問い合わせをいただいたことがあります。
どちらがいいでしょうか?
結論は、最後に述べます。
では、どちらの資格がいいのかを検証していきます。
- 治療効果
- 給料
- 将来性
- 保険請求
- 患者目線
1.治療効果
【鍼灸治療】と【あん摩マッサージ指圧治療】とどちらが効果があるのか、、、
効果というのは、計測できません。
治療方法というよりも、むしろ技術によって効果の差が出るといってもいいくらいでしょう。
それに、鍼灸治療といってもいろいろな治療法があるので、そのことも考慮すると判定できません。
2.給料
給料は、どちらもほぼ同じだと思います。
雇用の場合
どちらの資格も固定給だと20万前後
時給だと1200円前後ではないでしょうか。
実費の場合
鍼灸だと5000円前後(1時間)
マッサージだと4000円前後(1時間)
※あくまでも相場。実費は自分で金額を決められます。
保険請求の場合
鍼灸だと1530円
マッサージだと※285円×?+α
※(?とは部位数)(αとは変形徒手矯正術を行った場合+575円)
3.将来性
開業の場合
開業の場合、【あん摩マッサージ指圧師】のほうが有利だと思います。
なぜなら、患者さんは、鍼灸治療よりもマッサージを望む人の方が多いのではないでしょうか。
ただ、危惧(心配)として【あん摩マッサージ指圧師】は、競合が多くなります。
それが、クイックマッサージの台頭です。
最近では、すっかりおなじみになったクイックマッサージですが、この場合、無資格者も雇用されています。
そして、クイックマッサージの場合、治療費の価格競争が起こっています。
これを考えて、少し危惧しています。
雇用の場合
雇用の場合だと、どちらも大差ないと思います。
ただ、あなたがお住まいの地域によって差はあるでしょうから、一度、求人誌をチェックしておくといいでしょう。
4.保険請求
保険請求に関しては、圧倒的に【あん摩マッサージ指圧師】が有利になります。
同意医師の目線から考えた場合
【鍼灸治療】も【あん摩マッサージ指圧治療】も、保険適応するならば、医師の同意書が必要です。
でも、マッサージを心配する医師はほとんどいません。
つまり、マッサージ師のほうが、同意書をもらいやすいということになります。
保険者の目線から考えた場合
保険を請求する先は、保険者(国民健康保険など)になります。
保険者側から考えた場合、鍼灸だと「本当に鍼灸は必要なのか」と突っ込まれることがあります。
往療(訪問治療)で、鍼灸を週6回行おうとすると、拒否される場合もあるのです。
ただし、マッサージの場合は、鍼灸に比べると緩和です。
5.患者目線
患者目線でも、圧倒的に【あん摩マッサージ指圧師】が有利になります。
なぜなら、鍼灸は思っている以上に、国民になじんでいません。
ほとんど、マッサージだと答えるでしょう。
逆に鍼灸は、どうしても「痛い・怖い」というイメージがつきまとうものです。
結論
【鍼灸師】と【あん摩マッサージ指圧師】どちらを取る方がいいのか?
これは、もはや他人が決めることではありません。
あなた自身が決めることです。
あなたが「マッサージをしたければあん摩マッサージ指圧師になればいいでしょう。」
しっかりと、学校で学んで国家資格を持った【あん摩マッサージ指圧師】のマッサージは、気持ちよさも治療効果も格段に違います。
ベストはW資格!
冒頭で述べました、お問い合わせの答えですが、
質問していただいた方は、保険請求のことも思案されていたので、私はこのように返答しました。
私が一番おすすめするのは、【鍼灸師】と【あん摩マッサージ指圧師】が合体した【鍼灸あん摩マッサージ指圧師】という資格です。
文句なしにこれがベストです。
【鍼灸あん摩マッサージ指圧師】って?
【鍼灸あん摩マッサージ指圧師】も、3年間の専門学校と国家試験によって取得が可能です。
※学校によって学科が違います。よく調べてみてください。
ただ、学費が100万円ほど、高い傾向にあります。
- 鍼灸科(鍼灸師)410万円
- 選科(あんまマッサージ指圧師)440万円
- 本科(両方)510万円
※学費は、学校によって違います。
最後に
もし、あなたが高卒(18歳)で、「とりあえず資格をとりたいんだよな~」と言うのなら、どちらか一方の資格で良いでしょう。
もし、あなたがサラリーマンをやめて、「生涯を治療に捧げる!」という意気込みなら、絶対にW資格をおすすめしておきます。
ぶっちゃけ鍼灸師
賛否両論あるかと思いますが、参考までにしてください。