鍼で筋肉が柔らかく仕組み(軸索反射)

鍼治療

動画で解説

このページの内容を簡単に動画でまとめています。


以下、画像による解説です。

ぶっちゃけ鍼灸師

鍼には筋肉を緩め、「肩こり・腰痛・神経痛」を和らげる効果があります。
では、どのような仕組みで筋肉が緩むのか解説します。

ぶっちゃけ鍼灸師

硬くなった筋肉に鍼をしたまま数十分、放置します。(置鍼ちしんと呼ばれる)
すると、軸索反射じくさくはんしゃによって血管が拡張します。

軸索反射とは

軸索反射をわかりやすく説明しますと、鍼を刺すと、体内で鍼は異物として認識され、炎症細胞が活性化して炎症を起こします。

「炎症」と聞けば、体に悪いことが起こっているように思えますがそうではありません。
体を修復したり、守ろうとする反応であり、そのうちの一つに血管拡張があるのです。

血管が拡張すると

血管が拡張すれば、血流がよくなります。

血流がよくなれば、筋肉の酸素不足が解消され、発痛物質が流れ、硬くなった筋肉がゆるみます。

硬くなった筋肉がゆるめば、「神経の圧迫」や「血管の圧迫」を解消するので、凝りによる痛み・神経痛などが改善します。
ちなみに、筋肉が硬くなる理由はこちらの記事で解説しています。

鍼の利点

血流をよくすれば、痛みは改善します。

では、ホットパックなどで温めればよいのでは?と思うかもしれませんが、
ホットパックは、皮下1~2cmしか温もらないとされています。

人間の筋肉は体格や場所にもよりますが皮下5cm以上深い場合もあります。
鍼ならば、そのような深い筋肉を狙っていくのに優れています。

以上となります。参考になりましたら幸いです。