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最初に!
最初から、【訪問のみ鍼灸院の開設方法】については、↓のページを参考にしてください。
訪問専門 鍼灸院の解説方法・手順について【その2】
訪問鍼灸院開業の方法・手順
私は、過去に鍼灸整骨院に8年ほど勤務した経験があります。
そこでは、訪問治療も行っていました。
あるとき、新たに分院として鍼灸院を開業することになりました。
そのとき、開設から任されたときの経緯をお話します。
まずは、開業場所を決めよう!
ぶっちゃけ鍼灸師
どのような場所選びがいいのかは、こちらのページでは割愛します。
あくまでも、鍼灸院開業の流れを紹介しています。
鍼灸院の開業に必要な条件を守ろう!
鍼灸院を開業するにあたり、どんな部屋(物件)でもいいわけではありません。
みなさんも、鍼灸の学生の頃に習ったかとおもいますが、
関係法規では、鍼灸の開業について条件がありました。
- 6.6平方メートル以上の専用の施術室を有する事。
- 3.3平方メートル以上の待合室を有する事。
- 施術室は、部屋面積の7分の1に相当する部分を外気に解放し得る事。ただし、これに代わるべき適当な換気装置がある時はこの限りではない。
- 施術に用いる器具、手指等の消毒設備を有する事。
- 常に清潔に保つこと。
- 採光、照明および換気を充分にする事。
ぶっちゃけ鍼灸師
市役所にいこう!
場所が決まったら、管轄の市役所に行きましょう!
市役所ごとに、取り扱う部署名が変わってきます。
わからなければ受け付けで、「鍼灸院の開業」といえば、該当する部署(課)を教えてもらえます。
開設届を出すのに、当日では済みませんから、初回は持ち物はあまり考えなくてもいいです。
担当の部署に行き、担当者に鍼灸院を開業することを伝えます。
そのときに、必要な物を教えてくれます。
鍼灸の免許証や、ハンコなどです。
また、書類に記述したり、治療院の間取りを書いて後日、提出する必要があります。
実際に、存在するかどうか?条件を満たしているかどうか?を担当者が見に来ます。
市役所の職員が約束の日時に、開業予定の治療所を見にきます。
それに、同席します。
そのときに、最低限「ここで鍼灸治療ができるな」という備品は揃えておきましょう。
たとえば、ベッド、鍼灸の備品、受付時間の表(紙に手書きでもよい)
とくに、衛生面にうるさく言われました。
殺菌線保管庫やオートクレーブがなくても大丈夫ですが、ディスポ鍼・アルコール綿花・使用後の鍼を廃棄する箱・など用意しておくほうがいいでしょう。
NTTに連絡して、電話回線を引っ張っておきましょう。
当然、電話機も必要ですが、数千円の安物でいいでしょう。
※携帯電話の番号でも開業できると思います。
事前に、担当者に確認しておきましょう。
承認印を貰えれば、一段落!
市役所へ開設届けを出して、認可が降りると、開設届けに承認印をもらって、控えの用紙をもらうので大切に保管しましょう。
さて、開設した日から治療、つまり保険請求が可能になります。
実際に、患者さん治療をスタートすることができます。
治療をしたら、月末に各保険者に請求します。
鍼灸師会に入会しよう。
保険適応で鍼灸治療するならば、患者さんから保険証のコピーをもらい、保険者に請求する必要があります。
知識があるならば、会員に入会せずとも請求はできますが、会員だとメリットがたくさんあるので、入っておく方がいいでしょう。
請求のやり方も入会した鍼灸師会で、教えてもらえます。
もしも、実費治療だけでやっていくならば、入るメリットが少し下がります。
ですが、それでもメリットはあるので、まずは知り合いの鍼灸師さんに「鍼灸師会に入るメリット」を聞いてみるといいでしょう。
もしくは、あなたのお住まいの鍼灸師会のホームページをみるとメリットが書かれているので参考にしましょう。
いかがでしょうか?
新たに、鍼灸院を開業する手順を簡単にご説明しました。
ぶっちゃけ鍼灸師