腰部脊柱管狭窄症になったらどうすればいい?手術は?鍼灸師の答え!

ぶっちゃけ鍼灸師

こちらでは、鍼灸師が「腰部脊柱管狭窄症についての解説」および「腰部脊柱管狭窄症と診断されたらどうすればいいのか?」これについて東洋医学的な観点を交えて解説しています。

腰部脊柱管狭窄症ようぶせきちゅうかんきょうさくしょうとは?簡単に説明

脊柱管狭窄症のレントゲン図

ポイント
人間は、背骨が空洞になっており、その中に神経や血管が通っています。

腰部脊柱管狭窄症ようぶせきちゅうかんきょうさくしょうとは、加齢につれて、その空洞が狭くなり神経を圧迫する状態です。

※空洞が狭くなるのは、変性・変形へんせいつまり、老化によって背骨がくずれたことが、主な原因です。

腰部脊柱管狭窄症の主な症状3つ

ポイント
  • 腰痛
  • しびれ・痛み
  • 歩けない

さらに詳しく解説すると↓

腰痛

特徴的なのが、前かがみにすると楽になり、後ろに反らすと痛みが強くなります。

しびれ・痛み

また、お尻~足にかけて、しびれ・放散痛ほうさんつうが出るのも特徴です。
放散痛ほうさんつうとは、神経にそって走る痛み

歩けない

歩く距離が、5分ももたないが、少し休めばまた歩けるという症状も特徴的です。
(※間欠跛行かんけつはこうと言う。)

腰部脊柱管狭窄症ようぶせきちゅうかんきょうさくしょうになったらどうすればいいの?

脊柱管狭窄症のイラスト詳細
病院にて、腰部脊柱管狭窄症と診断された場合、主に2パターンです。

1.症状が強い場合

  • 歩くのがつらい、、、
  • 痛みがひどい、、、

このように、症状が強い場合は、
手術をすすめてくる場合がほとんどです。

2.症状が弱い場合

痛いのは痛いけど、日常生活が困難なほどではない。
つまり、症状が弱い場合は、
手術をせずにリハビリで経過をみる保存療法ということになります。

手術はしない方がいい?

手術医
私の経験から言わせてもらえば、手術はしないほうがいいです。
理由の一つとして、神経の部分の骨を削るわけですから、神経を傷つけてしまうと、足が動かなくなるというリスクがつきまとうからです。

また、腰部脊柱管狭窄症の手術に関しては、手術をして一時的に痛みがマシになったが、数ヶ月でまた以前のように腰が痛くなった、、、という方が多いのも事実です。

手術をした人はこんな感じ

ゴルフをする高齢者
ちょっと脅かしてしまったかもしれませんね。ですがご安心を(^O^)
私自身、腰部脊柱管狭窄症の手術をした人を何人も見ています。

中には、経過が良好な方もいますが、ですが骨を削っているため、やはり支える力が弱くなります。
そのため、手術後であっても腰痛と付き合っていかなくてはいけなくなります。

手術をしなくても、良くなった人もいる!

しかし、反対に手術をしなかった人でも、元気になった人をたくさん見てきました。
そのような人たちは、以下の努力をしてきた人たちです。

ポイント
例えば、、、

  • 規則正しい生活
  • 食生活の変化
  • 適度な運動
  • リハビリ・鍼灸院・整骨院に通う
このように努力をして、上手に付き合えば、旅行でもゴルフでもできるレベルに、なった人はたくさんいます。

腰部脊柱管狭窄症に鍼灸治療は効果あるの?

鍼灸治療
鍼灸師として、言わせてもらいますが、正直なところ「 やってみないとわからない!」というのが本音です(^_^;)

というのも、人によって背骨の圧迫具合がぜんぜん違うからです。

ポイント
実際に、腰部脊柱管狭窄症の患者さんをたくさん鍼灸治療してきましたが、症状がかなり改善される方もいれば、ほとんど変わらない、という人もいます。

やはり「やってみないとわからない」というのが正直なところです。

腰部脊柱管狭窄症専門の鍼灸院がある!

鍼灸院によっては、「腰部脊柱管狭窄症」を専門として扱う鍼灸院があります。
できれば、そのように専門にみてくれる鍼灸院に行くことをおすすめします。
ホームページ検索によって、あなたのお近くの鍼灸院を探してみてください。

鍼灸師からの意見

鍼灸師
もし、あなたもしくは、ご家族が腰部脊柱管狭窄症と診断されても慌てないで下さい。
とりあえず手術は後回しです。
高齢でなければ、手術はいつでもできます。

できれば、セカンドオピニオンとして、1~3箇所の病院で診てもらうほうが良いでしょう。
医者の中には、「これぐらいなら手術をしなくても大丈夫。」と言われるケースもあるからです。

ポイント
セカンドオピニオンとは、病院を複数、診察すること。
そのほうが、いろんな意見を聞けるメリットがある。

次にしてほしいこと

セカンドオピニオンの次に、してほしいことは、保存療法で様子をみるということです。
この保存療法も、いろんなところを受けてみましょう。

病院のリハビリ・整骨院・鍼灸院などなどです。
良くならなければ、いろんな先生を転々とするほうがいいです。

ポイント
1年~2年くらい保存療法をやってみます。
その間に、まわりで腰部脊柱管狭窄症の手術をした人がいないかなど、情報収集もしてみて下さい。

保存療法を続けてみて、変わらず腰が痛い、、、どんどんひどくなるような感じ、、、という状態ならば、手術という選択肢も視野に入れてください。

ただし、最初から痛くて痛くて歩けない、、、仕事に支障をきたす、、、という場合は、すぐに手術をするという選択もしなければならないことも知っておいて下さい。

このページのまとめ

  • 腰部脊柱管狭窄症になっても、リハビリによってよくなる人もいる
  • 腰部脊柱管狭窄症になったからといって、必ずしも手術はおすすめできない
  • 腰部脊柱管狭窄症の場合、病院では手術以外では、痛み止めの注射などの対応しかない場合は、治療院に行くことをおすすめします。その際の治療院では「腰部脊柱管狭窄症」を専門的にみてくれる「整骨院・鍼灸院」などを探すとよいでしょう。

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