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動画で解説
このページの内容を簡単に動画でまとめています。
カゼ薬を飲んでおけば予防になる?
冬になると、気をつけないといけないのがカゼですよね?
カゼをひかない体があったらどんなに楽でしょうか、、、
とはいっても、そんなことは不可能です。(^_^;)
カゼをひかないように、みなさんもいろいろな予防法をされてると思います。
ぶっちゃけ鍼灸師
ここ一番でカゼをひきたくない時、、、
ですが、ここ一番で風邪を引きたくない時なんかは、「カゼ薬をあらかじめ飲んでおけば、予防になるかも、、、」そう思って、事前に風邪薬を飲んだりしていないでしょうか?
また、「今日は朝起きたときから、体がだるくて、カゼかとおもったので、急いで市販のカゼ薬を飲んできた!」なんて人もいますよね。
実は、カゼ薬をあらかじめ飲んだところで予防効果はまったくありません!
なぜカゼ薬は予防に効果がないの?その理由はこちら!
そもそもカゼ薬は、カゼを治す薬ではありません。
体内に侵入したカゼのウイルスをやっつける働きはないのです。
じゃあ、カゼ薬はいったいなんなのか、、、
カゼ薬とは、カゼの諸症状を抑える薬です。
カゼの諸症状とは、くしゃみ・せき・鼻水・のどの痛み・痰・頭痛・発熱などです。
よって、カゼをひいたときにカゼ薬を飲んでもカゼは治りません。
予防効果なんて、もってのほかです!
もちろん、市販約だけでなく病院でもらうカゼ薬も同じことがいえます。
カゼ薬を飲んでおけば早く治るもウソ!
よく、カゼをひいたら、母親は
「早く治すために、病院にいっておいで!!」なんて言ったりしますよね?
実はこれもまったくのウソ!
カゼ薬には、カゼを早く治す効果もありません。
じゃあ病院に行かなくてもいいのでは?
「じゃあカゼをひいても病院に行かなくてもいいのでは?」って思うかもしれませんが、そうです!その通りです!
しかし、カゼの時に病院に行くことはちゃんとメリットがあります。
カゼの諸症状を抑える薬がもらえたり、また、インフルエンザかどうかの判別や、ほかの症状が出ていないかを診てくれます。
カゼ薬には、副作用がある!
実は、カゼ薬に含まれる抗ヒスタミン薬の中には、副作用があります。
眠気・だるさなどの副作用です。
なので、カゼ薬の注意事項にも、「運転前の使用をお控えください」と書かれているのです。
カゼのときに抗生物質 が処方されるのはなぜ?
カゼとは、ウイルスが原因によって起こる病気です。
じゃあなぜ、抗生物質が処方されるのか、、、
ウイルスには効果がないにもかかわらず、抗生物質が処方される理由は、
カゼをひいている状態と言うのは、免疫力が下がっている状態です。
体が弱っていると、肺などに細菌が繁殖して肺炎などを引き起こす可能性があるのです。
つまり、弱っている体に増えやすい細菌を抑えるために抗生物質が処方されていたのです!
このページのまとめ
- カゼ薬を飲んでも、カゼの予防にはまったく効果がない
- カゼ薬とは、カゼを早く治す効果はなく、カゼの諸症状を抑えるだけでしかない
- カゼ薬には副作用があるので、飲む目的をはっきりとさせておきたい