腰椎すべり症・脊柱管狭窄症における鍼灸治療で使うツボ

腰椎すべり症・脊柱菅狭窄症・鍼灸治療

鍼灸治療のツボをご紹介!

鍼灸師
腰椎すべり症と脊柱管狭窄症
この2つの疾患は、鍼灸治療にて痛みが改善するケースがあります。

なかには、変化がない場合もあるのですが、
著効する場合もあるので、そのときのツボを忘備録として記載しておきます。

腰椎すべり症の鍼灸治療で使うツボ

  • 腰陽関
  • 三陰交
  • 命門
  • 腎兪
  • 委中
  • 復溜
  • 志室

もちろん、この他にもツボは使用します。

脊柱管狭窄症の鍼灸治療におけるツボ

  • 腰部脊柱のキワの阿是穴
  • 腰陽関
  • 次髎
  • 腎兪
  • 志室
  • 足三里

もちろんこの他のツボも使用します。

腰椎すべり症・脊柱管狭窄症は鍼灸治療で良くなるか?

これはやってみないとわからないですね、、、
実際に、痛みがかなり軽快したケースもたくさん見てきましたし、
変化がなかった人もたくさん見てきました、、、(^_^;)
結局どうなんだよ!って言われそうですが、
やはり、各患者さんによって症状や程度が違うので断定はできないですね。

私自身の経験だと、志室や腰眼を使って腰方形筋をゆるめてあげると、痛みが改善したケースが多かったように思います。参考にしてみてください。

追記:腰椎すべり症・脊柱菅狭窄症には大腰筋も調べてみよう!

昔は、大腰筋に鍼をすることなどなかったのですが、現在では腰痛の患者さんに対しては、大腰筋も見るようにしています。
日本の鍼灸学校でなる、鍼灸治療では大腰筋に鍼を指すことは教えてくれません。
腰の皮下5cm~10cmほど深くにあるからです。
ちなみに大腰筋刺鍼の方法についてはこちらの記事を参考にしてください。

上記のツボを使用しているのに、患者さんの【腰椎すべり症・脊柱菅狭窄症】が、なかなか治らない場合があります。
その際は、大腰筋がトリガーポイントとなっている可能性があるので、大腰筋を狙ってあげるほうが、症状も改善しやすいです。

大腰筋がトリガーポイントとなっているかどうかの見分け方

ポイント
・腰の後屈時に痛む
・腰の圧痛がはっきりしない
・足のしびれ・放散痛がある
・せき・くしゃみをしたときに痛む

・腰の後屈時に痛む

腰を後屈させると、大腰筋を伸ばすことになります。
よって、大腰筋が硬く鳴っている場合は、後屈時に痛みがでます。

・腰の圧痛がはっきりしない

さきほども申し上げたように、大腰筋は皮下5cmほど深い場所に存在します。
なので、指で押したところで大腰筋には触れられないのです。
ですから、腰を押してみて、圧痛がはっきりしない場合は、大腰筋がトリガーポイントの可能性があります。

・足のしびれ・放散痛がある

腰椎すべり症・脊柱菅狭窄症が直接原因となって、下肢の症状が出ているケースもありますが、それはとまったく関係なく大腰筋が硬くなって下肢の症状が出ている場合もあります。
(ヘルニアになっても、症状・痛みがまったく出ない人もいるように)
なぜなら、腰椎からでた要神経叢は大腰筋の間を通り抜けてきます。
大腰筋が硬くなっていると、要神経叢を圧迫するので、下肢に症状が出るのです。

・せき・くしゃみをしたときに痛む

大腰筋は、上部にて横隔膜と接しています。
なので、大腰筋が硬くなりすぎているひとは、咳・くしゃみの際にも、痛みが出ます。

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