ぶっちゃけ鍼灸師
こちらでは、健康食品管理士の資格を持つ私が「下剤は飲まないほうがいい」ということについて解説しています。
もくじ(クリックで飛びます)
動画で解説
このページの内容を簡単に動画でまとめています。
もし、あなたが慢性の便秘でも下剤は飲まないほうがいいです。
なぜなら、下剤というのは強力なお薬だからです。
ポイント
思い出して下さい。お風呂やトイレを掃除するときの◯◯キラーや◯◯ハイターを!!
ニオイも強烈だし、長く吸っていると頭もクラクラしてくるし、手につくと、皮膚もぬるぬると溶けています!
ニオイも強烈だし、長く吸っていると頭もクラクラしてくるし、手につくと、皮膚もぬるぬると溶けています!
下剤を飲んだ時のイメージがそれです! (あくまでもイメージ!!)
というのも、下剤というのは、腸内で炎症を起こしてしまうのです。
腸内で炎症を起こすと便秘を繰り返す!
もし、下剤を飲んで炎症をおこしてしまい、腸内が荒れてしまったら、、、
腸のぜん動運動は低下してしまいます。
腸のぜん動運動が低下すると、便を排出する機能が低下するために便秘の原因となってしまうのです。
ですから、「 下剤を飲まないと便がでない! 」という人がいますが、それは下剤を繰り返し飲むことによって、便が出にくい腸内環境を作り出しているのです。
ポイント
つまり、【下剤を飲む→炎症が起こる→腸の機能低下→便秘になる】という悪循環を繰り返しているのです。
じゃあ、便秘で悩んでいる人はどうすればいいの?
便秘が1周間も続けば、苦しいし、健康にも害を及ぼします。
じゃあ、出るまでずっと我慢しなくてはいけないのかといえば、そうではありません。
できるなら下剤は飲まずに、整腸剤を飲むようにしましょう。
整腸剤は、腸内を荒らしたりはしません。
整腸剤というのは、腸内の善玉菌を増やして、腸内環境を整えて便秘を改善しようとします。
何度も言いますが「下剤」は、とにかく強力な薬で、「腸の中を流してしまえ!」というイメージで腸にはよくありません。
また、水溶性食物繊維を多く含む食べ物がおすすめです。便秘にはまず、野菜じゃなくて果物を食べましょう!
ポイント
便秘にはついつい、食物繊維が多い野菜を食べがちですが、まずは果物がおすすめです。
なぜなら食物繊維には2種類あるのです。
・不溶性食物繊維:野菜に多い・水溶性食物繊維:果物に多い
野菜に多い不溶性食物繊維は、便のかさをどんどん増すので、お腹が張る原因にもなりやすいのです。
果物に多い水溶性食物繊維は、便に水分を含ませる働きがあり、さらにヌルヌルと便を出しやすくします。
なのでまずは、水溶性食物繊維をたっぷり含んだリンゴかバナナを毎日食べましょう!
なぜなら食物繊維には2種類あるのです。
・不溶性食物繊維:野菜に多い・水溶性食物繊維:果物に多い
野菜に多い不溶性食物繊維は、便のかさをどんどん増すので、お腹が張る原因にもなりやすいのです。
果物に多い水溶性食物繊維は、便に水分を含ませる働きがあり、さらにヌルヌルと便を出しやすくします。
なのでまずは、水溶性食物繊維をたっぷり含んだリンゴかバナナを毎日食べましょう!
それでも便秘が治らないなら下剤を完全にやめろとは言いません!
下剤を飲んでは便を出すという、習慣を繰り返してきた人で、下剤に依存してしまっている人に、いきなり 「下剤を明日から飲むな!」 とは言いません。
もちろん、1週間出なくて、お腹が張ってつらくなったら下剤を飲みましょう。
ポイント
ただし、はじめから飲もうと思わずに、整腸剤や、リンゴ・バナナを続けながら、それでも1週間でなかったらしょうがなく下剤を飲む。といった感じです。(週に1回)
ポイント
便秘に効果のあるツボはこちら↓
このページのまとめ
- 下剤というのは強力な薬であり、腸内に炎症を起こしてしまう。なので下剤が常習化している人は、便秘を繰り返してしまう原因になっている
- 整腸剤は、善玉菌を増やすものなので、腸にとって優しいのでおすすめ
- 果物に含まれる水溶性食物繊維は便を出しやすくする働きがある。野菜に含まれる不溶性食物繊維は便のカサを増して便を出しやすくする。慢性的な便秘の人はまずは果物をメインに食物繊維をとるとよい
- いままで下剤で便を出していた人は、いきなり止めるのは難しいもの。だから整腸剤・果物を続けながら「1週間出なかったら仕方なく下剤を飲む」ことにとどめる。それで便秘が治っていくか様子をみる