カゼを引くとどうして関節が痛いの?肩こり腰痛まで

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以下、画像による解説です。

風邪(カゼ)を引いた時に【関節が痛い】のはなぜ?

ぶっちゃけ鍼灸師

風邪を引いた時は、肩・腰・手・膝・足などの関節が痛くなりますよね。
では、この関節の痛みは「一体なぜ」起こるのでしょうか?
それについてお答えします。

風邪を引いた時に、まず体で起こる反応

風邪を引いている少女
風邪風邪カゼというのは、まずウイルスが体内に入り込んでから起こります。
すると、体内では免疫細胞がそのウイルスをやっつけようと行動を起こすのです。

その行動の影響が、【鼻水・熱・せき】などです。

免疫細胞が発痛物質を出している!

人間の免疫細胞が、風邪カゼのウイルスと戦うときに、サイトカインなどの発痛物質はっつうぶっしつが放出されてしまいます。

ポイント
このサイトカインは、血流にのって全身をめぐります。
一番、多く流れ込みやすいのが、脳内です。
これによって風邪カゼを引いた時に頭痛が生じます。

ポイント
このサイトカインは、関節にある袋( 関節包かんせつほうにも流れて溜まります。
これが風邪カゼを引いた時に関節が痛くなる原因の正体です

風邪(カゼ)を引いた時に肩こりや腰痛がひどくなるのはなぜ?

肩こりイラスト
風邪カゼを引いた時の関節の痛みは、サイトカインなどの発痛物質が原因だと説明しました。

当然、肩や腰などの背骨にも関節包はたくさんありますので、そこに発痛物質が溜まると、普段よりも痛い!という状態になりますよね。

ポイント
また、普段から肩こりや腰痛がある場合は、もともと炎症を起こしている場合があり、普段から発痛物質を放出しているのです。
そこへ、さらに発痛物質が溜まるので、より一層、痛みを感じるというわけですね。

風邪(カゼ)を引いた時の関節の痛みに効くお薬は?

錠剤イラスト
これは、薬局に行き、風邪カゼをよく見てみて下さい。
そうすると、頭痛などの痛みに関して販売されているお薬には、たいてい「 関節の痛み 」も一緒に書かれていいたりします。

つまり、風邪カゼ薬のほとんどが、「関節の痛み」に対しても有効です。

どうすれば、風邪(カゼ)の時の【関節の痛み】がマシになる?予防できる?

鍼灸師
これは、もう諦めるしかないですね(^_^;)
まあ、先ほど紹介した風邪カゼ薬で、痛みに関しての有効成分が含まれているお薬を飲むぐらいですかね。

基本的には、風邪カゼのウイルスを全部やっつけるしか方法はないです。
なので、安静にして、風邪を一日でも早く治すことが一番です。

このページのまとめ

  • 風邪を引いた時、免疫細胞が「サイトカイン」という発痛物質を放出する
  • このサイトカインは血流にのって全身に流れる。脳内にいくと頭痛が表れる。関節の袋に溜まると「関節痛」が表れる。
  • この風邪のときの痛みは、予防することはできない。風邪薬の痛み止めの中には、痛みを鈍くする成分が入っているので、それを飲めば痛みは少しマシになる

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